ホテルスパとその他のスパ・エステサロンの違いは?働くならどっち?

こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

「エステサロン独立開業ブログ」シリーズを多くの方、あまりエステサロンに縁のない方(例えば私の男性の知人のその友達や元スタッフの旦那様とか)にも読んでいただいているようで光栄です!
エステ業界のみならず、他の業種や分野で独立を考えている方にも、このブログがご参考になれば幸いです。

さて今日は、エステサロンの独立開業と話題は少し離れるのですが、「ホテルスパと、その他のサロンの違いを知りたい!」というリクエストをいただいたので、それについてお答えします。


ホテルスパの就職は難しい??

まずは私のホテルスパ勤務時代の話から・・・
私はフランスのエステの専門学校を卒業後の2005年9月にホテルオークラ東京のスパに就職しました。本館のスパだったので、今は建て替え中でもうありません。

ホテルスパに専門学校を卒業したばかりの未経験者が採用されることは珍しいのですが、履歴書を提出してからすでに1か月が過ぎたころ、たまたま辞める人がもう一人増えて欠員が出たために、私に連絡が来たようでした。
タイミングが良かったようで、ラッキーでした!

一般的に、外資系やグレードの高いホテルスパの求人は、人気が高く就職するのが難しいと言われています。

しかし!!!
最近は、業界全体が人手不足なのと、インバウンドが激増していることもあって、以前ほどは難しくないようです。
新しくオープンした都内の某高級ホテルのスパマネージャーの知人が、「経験者がなかなか採用できなくて、オープンメンバー5人のうち、2人は未経験者だ。経験者の応募が少ない・・・」と言っていました。
今、日本の各地で高級ホテルの建設ラッシュなので、場所を選ばなければ就職自体は以前ほどは難しくないかもしれません。


ホテルスパとその他のサロンとの違い

ホテルスパとその他のサロンは異なる点がたくさんあるので、挙げてみようと思います。

ホテルスパの特徴
・宿泊客の利用がメイン
・施設が広く(豪華なところも多く)、ジャグジーやサウナなどの温浴施設が充実している
・リラクゼーション系のコースが人気
・オールハンドのトリートメントがメインで、機械を使わないことが多い
・宿泊者の当日予約が多い
・価格が比較的高い
・化粧品を購入する人が少ない
・高級なオイルや化粧品を使用しているところが多い
・男性客の利用も多い
・外国人客が多い
・定期的に通うお客様は少ない(メンバー制のフィットネスクラブなどに併設している場合は別)
・非日常的な贅沢を求めて来るお客様が多い
・ペアルームがあるところが多い
・休日が忙しい
・時々、有名人が来る!
などがあると思います。

一番の違いは、お客様の大半が宿泊者という点だと思います。

一方、ホテル以外のスパやエステサロンを一括りにして特徴や違いを説明するのは難しいのですが、来店の目的が「宿泊とセット」でというわけではないので、「美容や健康の悩みを改善したい」といった目的を持って、トリートメント内容を吟味して来店される方が多いと思います。
また、エステサロンでは機械を使用したトリートメントも多く、化粧品の販売なども積極的に行っている店舗が多いと思います。
ホテルのスパでは、化粧品を購入する人は少なく、定期的にビジターで通う人もそれほど多くありません。


仕事内容の違いや、求められる能力は?

セラピストとしての仕事内容、そして求められる能力も、ホテルスパとその他のサロンでは異なる点があります。

まずホテルスパでは、英語能力が必要です。私が働いていた12,13年前はさほど外国人も多くなかったので、レセプショニストは完璧な英語力が求められましたが、それ以外は少しできればなんとかなるといった状況でした。
しかし、今はインバウンドが非常に増えているので、シティホテルのスパはもちろん、温泉などのリゾート地でも英語力が必要不可欠になっていると思います。
また、ホテルスパでは、入社後の1年は必ずレセプショニストをやらなければならないというところも多いようです。

仕事内容の大きな違いは、ホテルスパの場合、ロッカールームや浴場などの施設の維持管理や清掃の仕事が多いという点が挙げられると思います。
セラピストは施術に入るだけで、その他の業務は分業されているホテルスパもあるかもしれませんが、営業時間中のこまめな維持管理はセラピストがその都度行うというスパも多いと思います。
もちろん、本格的な清掃は専門の人が夜間や早朝に行います。

また、私が勤務していたホテルでは、トイレの手洗い場をお客様が使用するたびに、専用のタオルで水滴を拭くように指導されていたので大変でした。
シャワーブースも同じように、お客様が使用するたびにタオルで床から壁、シャワーを客室の浴室のように拭きあげていました。
ロッカールームのゴミ箱も、たとえゴミが少ししか捨てられていなくても、ひとりのお客様が使用するたびにゴミを回収していました。
その他にも、タオルのロゴがそろっているかをチェックしてまわったり、食器やシンクの消毒なども徹底されていて、毎日行っていました。

ホテルはとにかくマニュアルやチェックリストが多いと思います。
それによって、安定したクオリティやクリンネスを保っている部分もあるのですが、慣れるまでは大変です。

ハンドマッサージの施術に関しては、それぞれのサロンによっても違いがあるので、ホテルとそれ以外のサロンでという点では、あまり大きな違いはないと思います。
ただ、ホテルスパの場合、男性客や体の大きな外国人が多いので、女性セラピストには体力的に大変なこともあります。
特にベッドの高さを変えられないところはとてもやりにくく、施術者の腰などへ負担も大きくなるので、履歴書を送る前にベッドをチェックしておくのはとても大切なことだと思います。


勤務時間や休日は?

勤務時間や休日は、ホテルスパとそれ以外ででは大きく異なると思います。
ホテルスパはお正月休みやお盆休みといったみんなが休んでいる時が繁忙期です。そのため、セラピストの休日は平日がメインになります。
また、勤務時間もチェックインの14:00頃~夜10:00までというシフトがメインのスパもあるので、夜型の生活を覚悟する必要があります。
逆に、施術の予約は午後からしか受け付けていないスパでも、朝7時くらいから温浴施設は利用できるようなところの場合は、早朝のシフトが組み込まれる場合もあります。
ホテルという施設自体が24時間営業なので、柔軟な勤務時間やシフトを求められるのは仕方のないことかもしれません。


ホテルスパの方が技術力やサービスが優れているのか?

今回このブログのリクエストをいただいた人から、
「ホテルのスパの方が技術力や接客サービスが優れているのか?」という質問があったのですが、価格が高い分、スタッフの配置が多かったり、時間に余裕を持って予約を入れたりするので、サービスのクオリティは高くなるかもしれません。
また、使用するオイルや化粧品を上質なものを使用しているスパが多いので、その点では優れている場合も多いかもしれません。(もちろん、ホテル以外のサロンも上質な化粧品を使用しているところもたくさんあります。)

他にも、ホテルスパの内装は豪華で施設も充実しているので、気分的も居心地の良さを感じ、良いサービスを受けている気分になりやすいと思います。

しかし、最近はホテル以外のサロンでも接客マナーはトレーニングされているところが多いので、高級ホテルスパだけが感動のサービスを提供できるかと言えば、そうでもないかもしれません。
ただ、何か起こった時の対応力や、クレーム処理力のようなものはホテルは慣れているので、その点では優れていると思います。

技術力や接客力に関してはセラピストそれぞれの力量によるものが大きいと思います。
どこのサロンでも同じだと思いますが、指名や売上の多いセラピストと、そうでないセラピストがいると思います。
技術力や接客力は、教育やトレーニングである程度、一定のレベルまでに到達させることは可能だと思いますが、それぞれのセラピストの潜在的な能力や努力、キャラクターによる部分も大きいと思います。

ただホテルスパの場合、宿泊客やポータルサイトに掲載されたお得なプランでの来客も多く、リピーターになる潜在顧客が少ない分、個々のセラピストの実力差が表明化しにくいかもしれません。


独立開業する場合、有利なのは?

将来、独立開業したい場合は、ホテルスパとそれ以外のスパで勤務するのはどちらが良いのでしょうか?

私の場合はホテルのスパでしか働いたことがなかったので、自分で独立開業したときに、様々な点で苦労を強いられました。

ホテルスパ時代は、宿泊客がメインなので集客の必要もなく、またリピーターを獲得する努力もする必要がありませんでした。
また、ポータルサイトに載っているような「都内豪華ホテルスパプラン」の利用客は、非日常的なたまの贅沢を求めて来店する人がほとんどなので、リピートする人はまれです。
そのため、ホテルスパのセラピストは、リピートしていただくためのアフターカウンセリングや日々のスキンケアアドバイスをするといった能力があまり求められないと思います。

旅先やビジネス利用で宿泊したホテルのスパで、詳しい化粧品や日々のスキンケアの説明を受けたり、今後のトリートメントの計画を提案されても、お客様は困ってしまうと思います。
逆に当店のようなサロンは、このようなアフターフォロー的な業務や顧客とのコミュニケーションがリピーター確保のためにとても重要になってきます。
店舗によっては、化粧品の販売能力も求められます。

この点は、ホテルスパとの大きな違いと感じています。
リピート客を確保する難しさは、ホテルスパ時代には想像できなかったのですが、独立後はこのことばかりを考えるようになったと思います。

独立する場合、前のサロンのお客様に、新たに独立開業した新しい自分のサロンに来てもらうという点では、ホテルスパでは大変難しいと思います。
顧客情報の持ち出しが禁止されているという点はホテル以外のサロンも同じだと思いますが、ホテルのスパ利用客がリピーターだったとしても、ホテル自体やスパの施設を気に入って来店している人も多いので、いきなり個人のサロンへ来てもらうというのはとてもハードルが高いのです。

たとえ、どのサロンで働いていたとしても、顧客を獲得するという点では、0からのスタートと考えて独立した方が良いと思います。


まとめ

ホテルスパとその他のサロン、それぞれに特徴や違いがあり、セラピストとして働く上でもメリット、デメリットがあると思います。
自分の能力を活かせるのはどこなのか、自分の将来につながるのはどこなのか、また自分の生活スタイルに合ったサロンはどこなのか・・・
など、さまざまな角度から検討して、自分にぴったり合ったサロンで働けるのが理想だと思います。

アンリュミエール 保戸塚 優美


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エステサロン独立開業ブログ|気になる?ライバル店のこと

こんにちは。千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

独立開業10周年を迎えるにあたってはじめた、エステ経営ブログのシリーズですが、これを読んでいる当店のスタッフが、集客方法や経営の秘密を公開して、他のエステサロン(特にライバルサロン)の経営者の人たちにまねされたり、他のサロンに有益な情報を与えてしまうことが、当店にとってマイナスになってしまうのでは?と心配しています。

心配されるような内容になってきたというのは、書いている側としてはうれしいことです(笑)
でも実は本当の経営の秘訣や戦略なんて、それぞれのサロンの形態や場所などによっても違うと思いますし、ここに書いたことが実際に通用するかどうかもやってみなければ分かりません。

またブログを2日に1日更新するとか、ポスティングを続けるといった集客方法は、とても地道な作業なので、そう簡単にまねできることではないと思います。
このブログで紹介したさまざま集客方法も、当店でもずっと続けてやっているわけでなく、やっていた時期はまぁそれなりに良かったよ。
というものなので、たとえ知識があったとしても、継続的に実行していくことは本当に難しいのです。
どれだけお金をかけられるかといった予算の問題や、モチベーションを保ち続けられるかといった精神的な部分もサロンの経営には大きく影響しますので、知識を得たからと言って、また、うまくいっているところのまねをしたからと言って、なかなかうまくいかないのがサロンの経営(他の経営も同じだと思いますが)の難しさなのだと思います。


ライバル店の偵察に!?

オープンして3~4年くらいは、こんな私でも他のエステサロン(特にライバル店)のことが結構気になっていました。
他のサロンがどのようなトリートメントを行っているか?価格はどれくらいか?集客はどうしているのか?などリサーチして、人気のコースをまねしたり、他のサロンが行っていたキャンペーンを自分のサロンでもやってみたりしてました。
特に、口コミサイトで評価の高いエステサロンには実際に訪れてみて、コースの内容を部分的にまねしてみたり、似たようなキャッチコピーを使ってキャンペーンを打ち出し、自分の店も同じように繁盛店にしたい!と思っていました。

しかし、まねしてやってみた結果は・・・
「何かが違う」という違和感でした。
違和感の原因は、
・自分が提供したいものと、顧客の要望のミスマッチが生じることによるマイナス評価
・似たようなコースでも、価格競争では勝てない(気持ち的にも価格を下げたくない)
・ライバル店は繁盛しているかもしれないが、自分が求めるサロンの姿ではない
・顧客層が従来と変わってしまった
というものでした。

提供するトリートメントに自分らしさ(店の特徴や強み)が反映しておらず、提供する側としても完全に納得していない状態だったので、顧客が満足しないのも無理はありません。辛辣な口コミが時々、書かれたのもこの時期だけだったと思います。
全ての顧客のニーズを満たすことは不可能ですが、集客の段階においても何かがかみ合っていなかったのだと思います。

大手のエステサロンですと、万人に受け入れられ、万人に評価されるようなサロンが理想で、もちろんシェアトップや売上高日本一といったことを目指すと思いますが、当店のような小さなサロンはそういった万人受けするようなサロンをまねして作ったところで、とても太刀打ちできないのです。

決して、他のサロンにはまねできないような独自の強みや特徴を打ち出してメニュー化し、自分のサロンにマッチした顧客を集客することが、店側にとっても顧客側にとっても良い結果へとつながると思います。

ライバル店も含めて他のエステサロンへ実際に行くことは、いろいろな良い面を勉強するのには良いのですが、自店の強みや特徴を研究して、自信を持って施術やサービスを提供していくことが何より大切だと思います。


ライバル店の市場調査か??

サロンの経営が軌道に乗ってくると、ライバル店のことは私自身は全くと言っていいほど気にならなくなってきますが、時々、ライバル店と思わしき人による、電話による調査などがあったりするのは正直困ります。
だいたい非通知の電話でかかってくるのですが、最初は、「このコースの内容はどのようなものですか?」といった一般的な質問からされるので、こちらも普通に答えるのですが、質問が次第に怪しい感じになっていくのです。
たとえば、
「そちらのサロンって、だいたい何歳くらいの方が来ているのですか?」、
「お客様はやっぱり、ご近所の方が多いのですか?」、
「だいたい何人くらいの方が月々来られるのですか?」、
「いくらくらいのコースが人気があるのですか?」…
などと質問内容がエスカレートしていくのです。
こういった電話でも私は丁寧に受け答えはしますが、内容はでたらめなので、当店に電話調査しても全く意味がないと思います(笑)

もし当店の市場調査をしたいのなら、電話ではなく実際にサロンに来てくだされば、正直にお話しできると思います!


とはいえ、開業前の市場調査は必要です!

開業時のライバル店の調査…というより市場調査は、それなりに必要だと思います。
私も開業前の市場調査はしっかりとして、価格決定やメニューを作りました。
東京の場合、市場規模が大きく、サロンの数も多いので調査範囲をどこまでにするかというのは難しいのですが、山手線沿いの駅、山手線の内側の駅にあるサロン、そして自分の店と似た規模やコース内容の店舗を参考にしました。

独自のサービスや特長を打ち出すことは重要ですが、やはり、ニーズがないものは売れません。
また、あまりにも市場とかけ離れた価格設定は、いくら腕に自信があったとしても、新規オープンのサロンでは集客のハードルを上げ過ぎてしまうので危険です。

当店の価格設定は、開業後の2~3年で価格に対する心の揺らぎは多少あったものの、開業当初から現在までほとんど変わっていません。
サロンの経営が軌道に乗るまでは、「ライバル店よりも価格を安くしたらもっと集客できるのでは…」と、悩むこともありました。
お得なクーポンサイト掲載への誘惑もあります。クーポンサイトは確かに集客力があるサイトもありますが、「必ず60分〇〇〇〇円で」といった価格設定に制限があるものや、割引率に指定のあるサイトなどは注意が必要です。一度掲載してしまったら、麻薬のようにやめられなくなってしまい、価格を大幅に下げてしまうということになりかねません。

価格設定に関しては、十分な市場調査の上で、自分のサロンの価値に見合った適正な価格にすることが重要です。
トリートメントの価格設定の話は、とても複雑で、私自身いろいろな思いもあるのでまた別の機会にじっくりとしたいと思います。


でもやっぱり気になる・・・

開業してすぐや自店の経営がうまくいっていないときは、ライバル店のことがついつい気になってしまうことは仕方のないことだと思います。
そして、自分がうまくいってないときは、「隣の芝生は青く見える」ものです。

そんなときこそ、自分のサロンの強みや特徴について自分自身がよく向き合って考えることが大切だと思います。
意外とわかっていない、自分のこと、自分のサロンのこと…

自分の店の特徴や、強み、「らしさ」みたいなものをずっと問い続けること、そしてそれに共感してお客様がいっぱい集まってきてくれることこそが、独立開業のおもしろさなのだと思います。

アンリュミエール 保戸塚 優美


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私がエステサロンを独立開業した理由


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私がエステサロンを独立開業した理由

こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

エステサロンを独立開業するにあたって一番大切なこと・・・
それは、自分の思いや情熱です。

どうして、開業したいのか?
という部分がブレブレでは、サロン経営の荒波を乗り越えていくことできません。
さらに、独立開業には自分の思いや行動だけではどうしても超えられない問題もあります。

たとえば、物件を借りるときや、政策金融公庫などから借り入れするときに、連帯保証人をお願いできる人がいるか・・・
など、自分をサポートしてくれる人が周りにいるかといった現実的なことも含めて、開業の道を選べるか、断念しないといけないか、分かれ道になることもあります。

今日は私がどうして10年前、自分のエステサロンを開業するに至ったのか、その理由や経緯を書いてみたいと思います。


セラピストになる前から独立を考えていた

私は新卒で入社した会社を1年10カ月で辞めて、フランスのエステティックスクールに留学する前から、将来は独立して自分の店を持つのだということを心に決めていました。
24歳の頃です。
一度会社で働いてみて、「我慢しながら働くのはイヤ、私はもっと自分がやりたい仕事をやりたい」という気持ちもありました。

フランス留学は、将来の独立を見越してのまず最初のアクションだったと思います。
本場のフランスで学ぶということは、独立するときに大きなアドバンテージになるだろうと考えました。
約1年半の留学を経て、ホテルのスパに就職したときも、なるべく早く独立したいと思っていました。


独立開業の一番のきっかけは・・・

いつか独立したいと思いながらも、いざサロンで働き始めると、まだまだ自分には修行が足りない、開業資金が貯まらない、今の職場も楽しいからもうしばらく続けてもいいかな・・・
と思っているうちに、独立の一歩をなかなか踏み出せなくなってしまうということもあると思います。

私の場合も、実際にセラピストとして働き始めてからはとても充実した毎日で、職場への不満もなく、2年目の更新時にも1年目の実績が評価されて、給料もアップし順風満帆な毎日でした。

そんな日々を過ごしていたのですが、留学前から知り合いだった不動産屋の社長さんに久々に再会したときに、「早く独立した方がいい。物件探しを手伝ってあげよう。」と言われて、
「もう独立??まだ早いよ。」と心の中では思っていましたが、物件探しをお願いすることにしました。

ちなみに、その社長さんは20代の頃に不動産業以外の業種で独立して、その後、不動産業を始めて40周年というすごい方です。(今は、あれから10年経っているので、もう50周年くらいだと思います。)

その後、その社長さんに物件情報をたくさん送っていただいたのですが、私は書類を眺めるだけで、実際に物件を見に行くといった行動にはしばらく出ませんでした。
まだ、自分の中で独立開業は遠い夢で、物件を見に行くなどまだまだ先の話と思っていたのです。

すると、その社長さんからお怒りの電話がかかってきたのです。
「うちはアルバイトを雇って、君の物件を1日中探させて、200件に1件くらいの割合くらいでやっと見つかる有力な物件情報を送ってあげているのに、君は何も行動しない(怒)!」
と叱られてしまったのです。確かにおっしゃる通りです。私は確かに物件を探してほしいとお願いしました。

お願いしときながら言うのも失礼な話ですが、お願いした時点ではこんなに早く、事が進んでいくとは思いもしなかったのです。

それからの私は、仕事が休みの週2日は物件を見に行くという生活を2ヶ月くらいしながら、物件を見る目を養っていきました。

そんな毎日を過ごしているうちに、いよいよ私の気持ちも独立に向けて本気モードになっていき、ホテルのスパを辞める決意をしたのでした。


独立の内的要因と外的要因

独立には、「自分の夢を実現する」といった自分の中にある「内的要因」がきっかけになる場合と、たとえば、親から引き継いだ土地にアパートを建てることになって、大家業を始めた・・・というような「外的要因」がきっかけになる場合があると思います。

私の場合は、自分の中に独立に対して「いつか実現できたらいいな」という淡い思いや夢があって、それが外的要因によって突き動かされた形で実現したと思います。

自分ひとりだけの思いだけでは、行動に移す勇気も持てなかったと思いますし、良い物件が見つかったことや、定年退職前ギリギリの父親に物件や借り入れ金の保証人になってもらえたことなど、自分の夢を周りでサポートしてくれる人に恵まれたというのが独立開業に至った大きな要因だと思います。

自分の思いや夢だけでは、決して独立開業は難しく、周りの協力があってこそ実現できたのです。

独立する前に、自分が独立に向いているかどうかは、周りの態度でも分かる部分もあると思います。
たとえば、お客様に「独立された方ががいいんじゃないですか?」と言われるようになったり、実際に会社経営をしている方などに勧められるようなことがある人は向いているかもしれません。

独立には向き、不向きがあります。
まだ自分の中で悩んでいるうちや、家族など身近な人に反対されるうちは、行動に出ない方がいいかもしれません。
自分に独立に向けて追い風が吹いてきたときに、タイミングよく波に乗っていく・・・という自然な流れも大切かと思います。


そもそもどうして自分のエステサロンを開業したかったのか?

私が自分のエステサロンを開業するに至った経緯についてはお話した通りですが、そもそもどうして開業したかったのかという部分についてもう少し詳しく書いてみようと思います。

私が独立開業した理由は・・・

・自分の理想のサロンを作ってみたい
・自分のトリートメント技術やアイデアを事業化してみたい
・何か大きなことに挑戦して、自分を試してみたい
・ビジネスそのものや、経営に対する興味
・自分が好きなように自由に仕事がしたい
・より多くの収入を得たい

・高校生の時、先生に手相占いをしてもらって「君は将来経営者になる、お金には絶対困らない」と言われてたのを信じていた(笑)
などが挙げられると思います。

まず自分の中に独立に対する思いがあり、そして次のステップとして、これらの思いを事業計画書を作成するといった文字や絵などのイメージにするという段階を経て、だんだんと具体的になっていき、実現していく・・・
という流れだと思います。

その時の自分の気持ちとして大事なのは、独立開業することに一点の迷いもなく、うまくいくことを信じて疑わない自分がいるということだと思います。

独立開業が実現するまでには、さまざまな試練が待ち受けているので、自分が迷っていたり気持ちが弱いとメンタルが持ちません。

・本当に自分は独立開業したいのか?
・なぜ、独立開業したいのか? 
・独立開業しないと自分の夢は実現できないのか?
など、よく考えてみることが大切だと思います。

とはいえ、私もどうして自分が独立開業をしたかったのかを考えて、文章に書いてみたのも今回のブログがはじめてなので、今思えば・・・という部分や、今現在思って書いている部分が混ざっているかもしれません。

これから独立開業したいという人は、まずは自分の独立への思いを整理して、それを周りに人に話してみるのも良いと思います。

アンリュミエール 保戸塚 優美


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エステサロン独立開業~実際に効果のあった集客方法~


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エステサロン独立開業~実際に効果のあった集客方法~

こんにちは。千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

大好評の(?)「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズ、11回目の今日は、エステサロン経営者の多くが頭を悩ませる「集客」のお話です。


集客なんて、生まれて一度もしたことなかった!

私の独立後、最初のつまづき・・・それは「集客」です。
多くのエステサロン経営者のみならず、商売を始めたばかりのほとんどの人が最初にぶち当たる壁だと思います。

ホテルのスパで雇われていたときは、集客の必要性など全く考えたこともなく、有名人もたびたび訪れるという環境に慣れていて、
「わたしは有名人の施術をしているセラピストよ!」と天狗になっていたと思います(笑)

有名人の施術に入れたのは、自分の実力でもなんでもなく、100%ホテルのブランドのおかげです。
そんな私が、独立開業後に集客で大変な苦労を強いられたのは言うまでもありません。
1人のお客様に、無名の自分のサロンに来てもらうことがいかに難しいことか・・・。

そもそも私は今までに集客というものをやったことがなかったし、誰かに教えてもらおうにも、すぐに教えてくれる上司も先輩もいません。
何をしていいか分からず途方に暮れる日々です。


とにかくいろいろな集客を片っ端からやってみた

集客の知識がない私でも、便利なインターネットの時代、ネットを検索してみるとさまざまな集客方法が紹介されています。
その中から、自分ですぐにできることから試してみることにしました。

集客の方法は、大きく2つに分けられると思います。

ひとつは、ネットを使った方法です。そして、もうひとつは、ネット以外の方法です。

ネットの集客は、開業以来ここ10年で目まぐるしいスピードで変化していて、新しいものができては消えていく・・・というのを繰り返しています。
たとえば、以前は集客できていたポータルサイトが今は全く集客力がなくなってしまったり、ポータルサイト自体がなくなってしまったりということもあります。

また、以前は有料だった企業向けのサービスが、facebookなど無料のサービスに取って代わられたりして、なくなってしまったものもあります。
ネットの広告に関しては、サロンへ広告代理店からの営業電話が頻繁に(1日3件くらい)かかってくるので、どのようなサービスがあるのか、また新しくできたのかということが自分で調べなくても分かります。
本当に膨大な種類のネット広告の手法が存在することに驚きます。(でも、ほとんどはやりません。)


どんなネット集客をしてきたか?

10年間やってきて、ネット広告で効果があったもの(なかったものも一部)を挙げてみたいと思います。

・ホームページ(&SEO対策)

サロンの顔とも言えるホームページは必須です。しかし、1度作ってしまえばOKというわけでなく、時代によってホームページも変えていかなければなりません。

当店のホームページは今のが3つ目です。
今は、スマートフォン対応でなければ、検索したときに上位表示されにくくなっています。

また、ホームページはSEO対策とよばれる、上位表示されるための対策をしなければ誰も見てもらえない、つまり、まったく集客の役に立たないものになってしまいます。
SEO対策は、以前は業者にお願いしてお金をかけてやっていましたが、最近はコンテンツの充実が重視されているので、地道に自分たちで中身を作ってコツコツとやっています。

最初に作ったホームページは10ページもなかったと思いますが、今のホームページはブログも含めて300ページ以上になりました。
それでも、まだ十分とは言えませんし、これからも更新し続けなければなりません。

初めてホームページを作るという人へのアドバイスとしては、
プロに頼んで、見栄えの良いものを作ってもらった方が良い。
ということです。

エステサロンは、来店して実物を見てから買うか買わないかを決めるわけではないので、
ホームページがいわばサロンの顔となります。

ホームページのトップ画像のイメージ=サロンのイメージ
となり得るので、画像もできればプロに撮ってもらった方がいいと思います。

ここは費用がかかりますが、かける価値は存分にあると思います。
ホームページでの集客が成功すれば、あとは自動的にお客さんがやってくる・・・というのも夢ではないかもしれません。
ホームページに関してはここで書き始めたらキリがないので、またの機会に書こうと思います。


・ブログ

現在は、ホームページの中にあるブログですが、以前はホームページとブログを別々に分けていました。
ブログはただ書いているだけでは、もはや誰も読んでくれないものとなっています。
内容のあるもの、自分の思いがこもった文章であることが何よりも重要です。

ブログはすぐに集客の効果はありませんが、書き続けるうちにじわじわとお客さんが集まってきます。
何よりブログのいいところは、初めてのお客様でも自分のことをある程度知ってもらっているので、打ち解けやすいという点です。


・ポータルサイト

エステサロンのポータルサイトと言えば、ホットペッパービューティーなど全国規模の大手のものから、地域限定の小さなサイト、「ブライダルエステ」などに特化したサイトまで、膨大な数があります。
開業当初はなるべく多くのサイトに登録した方がたくさんの人にサイトを見てもらえるだろうと思ったのですが、2,3年経ったときに、ふと「ポータルサイトから全然、予約が入らない。」ということに気づいてしまいました。

ポータルサイトは、当店には合わなかったようです。
低価格帯のサロンであれば効果があるかもしれませんが、価格で勝負できない当店にとってはほどんど効果がなかったので、ある時期からほとんど削除してしまいました。

かつては、年間20万円で「yahoo beauty」というサイトに掲載をしたこともありませんでしたが、1件も予約が入りませんでした(涙)。
今は、エステの検索機能はなくなってしまい、美容情報サイトになってしまったようです。

成果報酬型の料金体系のポータルサイトであれば掲載しても損はありませんが、メニューの管理などが面倒なので、いくら費用が発生しないとはいえ、ある程度は厳選して載せた方が良いと思います。


・リスティング広告

リスティング広告とは、グーグルやヤフーで検索したときに、検索結果よりも上側や、右側の部分の広告枠に表示してもらうという機能です。
クリックされない限りは料金もかからず、必ずホームページに訪問してもらえるので、それなりの集客効果が見込めると思います。

ただし、検索数の多い人気キーワードは1クリックあたりの単価が高くなってしまうので、キーワードの選定が重要になってきます。

リスティング広告は自分でも登録すれば始めることができますが、手数料を払って業者に委託してやってもらうこともできます。
小規模のサロンで、予算が少ない場合は自分でやってみるのも良いと思います。


・facebookやTwitterなどのSNS

新規の集客にSNSが役立つかどうか・・・
私があまり使いこなせていないのかもしれませんが、facebookなどのSNSを入口にして当店のホームページにたどり着いて、来店につながったというケースはあまり多くないと思います。

facebookの広告機能も何度か試したことはありますが、予算が少なくて露出が多くなかったせいか、あまり効果はありませんでした。
広告の文面などを工夫したり、興味を引くような内容にすれば違ってくるかもしれません。

一方、facebookへの「いいね!」の登録を既存のお客様にしていただき、ブログやキャンペーンの更新情報などを伝えるのには、役立っていると思います。
ただし、お客様に登録していただくためには、積極的なお声がけが必要なので、そう簡単ではありません。


ネット以外のアナログな集客は?

次に、ネット以外のアナログな集客についてお話したいと思います。
ネット社会とはいえ、アナログな手法も絶対にやった方がいいと思います!

特に、ご近所のお客様を集客する場合は、アナログな手法の方が効果的です。

・ポスティング

ポスティングは一見、効率の悪そうな集客方法ではありますが、近所のコアなお客さんを集客するには良い方法だと思います。
ただ、薄い紙のチラシはすぐに捨てられてしまうので、厚手のリーフレットのようなものを自分の手で配る方が良いです。

業者に頼むと薄い紙で、他の広告とまとめて投函されてしまうので、目に触れる機会が少なく、まとめて捨てられてしまう可能性があります。
厚手の紙の場合は、配布後しばらく経ってからの反応もあり、捨てずに取っておいてくれているんだなぁ・・・と嬉しくなります。

ポスティングは、一度に行うのは大変なので、1日100枚ずつなど少量を何日にも分けて行う方が、気持ちの上でも負担が少なく続けられると思います。

とはいえ、1000枚に1枚くらいの反応率なので、かなり地道な作業ではあります。

業者に頼んでいたときは1万枚に1枚くらいの反応率でしたが・・・。


 ・ご紹介

新しいお客様を集客するのに、もっともありがたいのは、既存のお客様によるご紹介です。
紹介でいらしたお客様は、サロンへの信頼度も最初から高く、リピーターになっていただける確率も高いのです。

ただし、ご紹介や口コミでの集客は、ご来店いただくまでにある程度の時間がかかるので、開業後すぐに効果が表れるというものではありません。

「ご紹介の方のみ」というサロンもありますが、新規開業のサロンではとてもハードルの高い集客だと思いますので、他の集客方法と組み合わせ行う必要があります。


・店頭の看板、チラシ

路面店や専用階段がある2階や地下の店舗であれば、店頭の看板やチラシを見て来店されるという人はとても多いと思います。
私も物件を探している段階では、エステは隠れ家的な店舗の方が、静かで落ち着くから良いかなと思っていたのですが、それは大きな間違いでした。

予算が多少オーバーしたとしても、路面店に出すメリットは集客の面ではとても大きいのです。
マンションやビルの中では、サロンがここにあるというのを認知していただくだけでも本当に大変です。

ネットで集客をするから別に近所の人が来なくてもいいと言える立地(新宿、渋谷、銀座などの大きなエリア)も確かにありますが、それ以外の立地であれば、やはり近所のお客様の割合が高い方がサロンの安定的な経営につながります。(近所のお客様の方がリピーター率も高くなります。)

当店がほとんど広告にお金をかけずに集客できているのは、路面店であるというのも大きな要素です。
店頭の看板やチラシ、または実際にサロンが外から見えるというのは、最も集客力のある広告ツールと言っても過言ではないと思います。


・雑誌

雑誌への掲載効果は年々低くなって来ています。そもそも雑誌を買う人が減っているので、仕方ありませんね。

ときどき、雑誌掲載の営業電話がかかってくるのですが、集客のためというよりも、既存のお客様に「有名雑誌に載っているサロン」というのを見せることで、ブランド価値をアップするのに役立つとのことです。

雑誌の掲載料は1ページ100万円、4分の1ページでも30万円くらいするので、ブランドアップのために出すのであれば、その分お客様に直接還元した方が良いと思います。

雑誌でも取材という形で掲載できればラッキーですが、エステサロンの場合、ほとんどがタイアップの広告枠です。
当店も何度か雑誌に取材という形で掲載させていただいたことがありますが、実際に来られたのは1回の掲載につき一人くらいです。

雑誌広告での集客は小規模のサロンには向かないと思います。


リピーターの大切さ

もし、あなたは独立開業するのであれば、「集客する」という活動が、エステティシャンやセラピストの技術を高めることと同等の熱量を持って行う必要があり、それができなければ、サロンの存続ができないのだということを覚悟しておく必要があります。

それほど集客は大切です。

集客につまづいて、廃業したという人も実際にたくさんいます。
そして、何より大切なことは、一度来ていただいたお客様にリピートしていただくことです。

リピーターがいないサロンに未来はありません。

サロンに未来がないというより、お客様をリピートさせられないセラピストには未来がないと言った方がいいかもしれません。
集客は、最初はやり方が分からず本当に苦労しますが、苦労して集客した分、ひとりひとりのお客様のありがたみも大きいものです。

雇われているうちは、集客を実際に行う機会はないという人も多いと思いますが、独立開業する場合は避けては通れない道です。


集客の難しさ

広告宣伝の難しいところは、お金をかけても全く効果がないものがあるという点です。

長くやっていれば、そんな広告で集客できるワケないでしょ!!とジャッジできるようになる部分もあるのですが、営業マンの口車にのせられて、高い広告料を払って出したのに、集客0だったということも普通にあります。

集客0でも、文句は言えたとしても、お金はかえってきません(涙)

それどころか、「この広告に出せただけでも、良かったと思ってください。普通はこんなところに(おたくのような小さな店は)出せないですよ。」と嫌味を言われることもあります。
そんな業者とは、その後一切の関係が途絶えることは言うまでもありませんが・・・。

また、集客には膨大な方法があり、とても速いスピードで新しいものが生まれては、消えていくので時代に追いついていくのが大変です。
新しいものには挑戦したい気持ちと、始めたからにはちゃんと運用できるのかなど、なんでもやれば良いというわけではありません。

当店のような小規模のサロンの場合は、もちろん予算の問題もありますので、いろいろな方法をコツコツを地道に続けていくことで成り立っているのだと思います。
一時的にテレビなどで大きく取り上げられて話題になった行列店がすぐに潰れてしまうということもあるように、集客は全てではなく、やはり大切なのは商品やサービスそのものなので、集客が得意だからといって成功するわけではありません。

集客力を磨くことと、サロンの技術やサービスのクオリティを高めて、顧客を維持していくこと
ができてはじめて、サロンは継続していけるのです。

アンリュミエール 保戸塚 優美


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エステサロンの独立開業に技術以外に知っておくべきことは?


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エステサロンの独立開業に技術以外に知っておくべきことは?

こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズも今日で10回目。
秘かに100回の連載を目指しています!!
(やばい!宣言してしまった・・・(;’∀’) )

いつまで続けられるか分かりませんが、最近アクセスが徐々に増えてきたのも励みになっているので、がんばって更新していこうと思います。

さて、今日は独立開業に必要な知識についてです。
ここでの知識とは、エステティシャンやセラピストとしての技術的な専門知識以外の部分です。
いくら施術者としての腕が優れているからと言って、独立してサロンの経営がうまくいくとは限りません。

サロンの経営能力と、セラピストとしての技術力は全く別物であり、サロンを運営する上では、どちらの能力も同じくらい重要です。
大きなサロンの場合は、経営だけする人、施術だけする人・・・というように、分かれていることが多いと思いますが、独立して0から開業するとなると、最初は両方とも自分で行わなければなりません。

以前のブログで、物件の探し方や資金調達の方法などのお話をしましたが、今日は実際にオープンしてから、
やっておけばよかった、やっておいてよかった
という点についてお話したいと思います。


経営・マーケティングの基礎知識

私は大学のとき、幸運にも経営とマーケティングの知識をかじることができました。
主に、ホテルやサービス業などの観光・ホスピタリティマーケティングの分野だったので、サロンの経営に通じる点がたくさんあります。

独立して経営に行き詰ったときは、学生時代に読んだ本を思い出し、同じ本の最新版を購入して読み返しました。
世界的なマーケターや研究者が著者の本に書いてあることは、アメリカの大手企業がやっている手法の成功例などがほとんどで、当店のような小さなサロンに当てはめることができるのか??と思うこともありましたが、
たとえば、大手のホテルがよりパーソナルな接客を行い、顧客満足度を高めるための方法などは、そのままサロンの経営に当てはめて行うことができます。

また、従業員教育の仕方や、集客の方法などサロン経営に必要不可欠な基礎知識も本から学ぶことができます。
ここで注意をしないといけないのは、マーケティングの手法は時代によって大きく変わるので、最新の知識を知っておく必要があります。
最新の知識を頭に入れておかないと、広告代理店の営業マンやサロンのコンサルタントを名乗る人にだまされることがあります(笑)

経営の基礎は、人について学べれば一番ですが、それが叶わない場合は本を読むのが一番の近道です。
サロンのコンサルタントに頼るのは、そのあとにした方がいいと思います。

まずは、自分で本に書いてある通りにやってみるということが、何より大切です。
経営やマーケティングに関する本は、膨大な出版数があるので、最初の1冊を選ぶのが難しいと思いますが、多少高額でも教科書的な本を1冊買ってみて、経営やマーケティングのすべてを学ぶことが必要だと思います。

そのうえで、サロンの経営に特化した本を読むと、より具体的な集客手法や顧客を維持する方法などが紹介されてるので、理解が深まると思います。


税金の知識

サラリーマンであれば、税金は勝手に給料から天引きされるので、自分で何かする必要はありませんが、経営者になったら、たとえ従業員を雇っていなくても、さまざまな税金を自分で納税する義務が生じます。
また開業後には、青色申告の申請書類を提出しなければならなかったりするのですが、私は、そのことを知らずに提出期限のギリギリになって、人から聞いて提出できたということがありました。

最初から税理士の先生にお願いするのが一番良いと思いますが、私の場合、開業してからしばらくちゃんと経理をやっていなくて、税務関係のことをほったらかしにしていました。
そして、税理士を探す暇もなく、決算報告書を提出しなかればならない期日ギリギリに税務署に駆け込んで、決算書を一緒に作成してもらって、なんとか提出できたということがありました。

今、思うと本当におそろしいですが、それ以来、8期まで自分で会社の決算報告書を作成していたので、その後は税金に関する知識を身につけることができ、数字を自分でみることができるようになったのはよかったと思います。
(決算書の読み方といった本が売られていますが、決算書は一度自分で作ってみると、読めるようになります。)

ただ、税金のことは毎年さまざまな法改正などもあって複雑なので、開業時に信頼できる税理士さんを探しておくことをおすすめします。
時々、税務署から電話がかかってきたりするときは、ドキッとさせられますので・・・。
税務署からの電話は、心臓に悪いので税金関係はクリアにしておく方が身のためです。


人を雇うときは

自分ひとりで開業する場合と、誰かを従業員として雇う場合は、必要な手続きが異なってきます。
人を雇う場合は、労災や雇用保険、社会保険に加入するなど、さまざまな手続きが必要なのですが、フルタイムとアルバイト従業員でも異なります。
また、給与の計算方法や税金や社会保険料の天引きの仕方など意外とわからないことだらけです。
一般の会社員の人からは意外かもしれませんが、サロン業界(エステ、美容室、整体院など)は、社会保険や雇用保険に未加入の会社が今でもかなりの数あって、従業員は入社からその事実を知らされるということもあります。

若いうちは年金よりも今、手取りが多い方がいいとの考えから、そのままにして後で困る・・・
ということもあるようです。

従業員を雇う以上は、雇用に際して必要な手続きなどを前もって知っておく必要があり、当たり前の話ですが、法律を守る義務があります。


まとめ

サロンの独立開業に必要な知識・・・
挙げたらきりがありませんが、大きくは、

●経営・マーケティングの知識
●税金や経理の知識と開業時に提出しなければ書類など
●雇用保険や社会保険など従業員を雇うのに必要な知識
を知っておく必要があると思います。

最後に、サロンの独立開業は、お客様にトリートメントを提供すること以前に、やらなければならないペーパーワークの量が膨大です。
「書類をきちんと作成して、期限までに提出する」
という基本的なスキルは、OL時代に住宅ローン課に勤めていたために、銀行への提出書類の作成で鍛えられていたことが、開業時に役立ちました。(銀行の契約書などの書類は本当に細かい規定が多いのです。)

開業時に役所に提出する場合、いい加減な書類は後で問い合わせがきたり、受理してもらえなかったりすることもあるので、事務能力や書類作成能力などを高めておくのも独立開業には必要だと思います。

アンリュミエール 保戸塚 優美


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エステサロン独立開業~良かったこと、辛かったこと~

こんにちは。千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
このサロン独立開業ブログシリーズは、開業10周年を迎えるにあたって、今までどのようにして10年間サロンを経営し続けることができたのか?
という記録を自分でも残しておきたいという思いと、これから独立したい人や今サロンの経営に生き詰まっている人に少しでも私の経験がお役に立てれば・・・という思いで書いています。

しかし、経営ブログを自信満々に書いているようで、私自身の経営が常に順風満帆であるかといえば、そうでもありません。
オープン当初は、経営全般、特に集客に苦労しました。

またその後も、ずっと前年度を超える売り上げをあげてきたのに、ある年にはガクッと落ち込んだり・・・。
こうやったらうまくいくだろうというノウハウを経験上知っていたとしても、それを実行する気力や体力がなく、ぼーっとしたまま時が過ぎるという年もありました。

10年間、ずっと突っ走るのは辛く、気分が乗らない、あまりいっぱい働く気が起こらない・・・という時もあるのです。

サロン経営にこれといった正解をいまだつかめず、日々、あーでもない、こーでもないと、失敗を繰り返しながらサロンの経営を続けているうちに、10年が経ったという感じです。

サロンの経営は、景気に左右されたり、スタッフの入れ替わりもあり、一定ではありません。
自分の思い通りにならないことに折り合いをつけながらも、自分がやりたいことを仕事にできる喜びを感じつつ、これからもサロンを続けていくのだと思います。


独立して良かったことは?

よく独立すると「自由」が得られると想像しがちですが、実際は、本当の自由を得るまでは長い「忍耐」の時間が必要です。
人に雇われている方がよっぽど自由だったなと思うこともあります。

事業が軌道に乗ってきて、自分の思うように経営がうまくいっているときは、「やっと、自由にできる!」と思うのですが、そんな時間もつかの間で、いいことが起これば、悪いことも起こるというサイクルを繰り返しながら、なんとか乗り越えていく方法を考えるという日々です。

そんな思い通りにはいかないサロン経営ですが、独立してよかったと思うことももちろんたくさんあります。
独立して良かったこと4つ挙げてみたいと思います。


1.自分がやりたいことを実現できる。

独立すると、自分の理想のサロンを形にすることができ、また自分が提供したいトリートメントメニューを作ることができます。
そして、それがお客様に受け入れられ、喜んでもらえた時、サロンをやっていてよかったと思います。
逆に、どうしたらお客様に喜んでもらえるのか?ということを常に考える必要もあります。


2.すべてを自分で決められる。

独立すると、たとえば何か新しいことを始めたいときに、上司に許可を取る必要もなく、自分ですべてを決めて実行することができます。

失敗しても、責められることもありません。

ただ、失敗のダメージは自分ですべて引き受けなければならないので、自由になんでもできるというわけではありません。
休みも自分で決められるといえばそうですが、お客様商売で営業時間などは決まっているので、その点はさほど自由ではありません。


3.自分を試す機会を得られる

自分にサロン経営の才能があるかどうか、やってみないと分からないのですが、独立すると否が応でも、自分の最善を尽くして、なんとか乗り越えなければならないという場面に遭遇します。

そういう場面は、その時はひやひやしたり、不安になったりもするのですが、それを乗り越えたときの達成感は独立する前には味わえなかった感動があります。
自分を試す機会を得られることは、独立の良い点だと思います。


4.怖いこと、腹が立つことが減った!?

オープン当時、28歳だった私が、店を一軒経営するということは、アフリカの広大なジャングルに放り出された1匹のウサギのような気持ちでした。

今までに経験したことのないことが、次から次へと襲い掛かっては、私を不安に陥れます。
最初の3年くらいは、不安が募る毎日・・・。
そして、思い通りにいかないことにイライラしたり、腹が立ったりすることがしょっちゅうあります。

しかし、5年くらい経ってさまざまな出来事が一巡すると、何も怖いものがなくなるというか、気持ちが強くなるのでしょうか・・・。

ちょっとやそっとのことでは、動じません。それまであった恐怖心がいつの間にか消えています。

また、様々なことに耐性ができるのと同時に、あきらめも早くなるので、物事に怒りを感じることが少なくなってきます。


独立して辛かったことは?

次に独立して辛かったことを3つ挙げてみます。
辛かったことは、当時は辛かったのですが、今思えば良い経験だったとも言えます。


1.収入が安定しない不安

まずは、はやりお金の不安です。
サラリーマンは、毎月の給料が多かれ少なかれ約束されていますが、経営者は、完全出来高制という厳しい世界で生きていかないといけないので、経営が安定するまでは、お金に対するストレスはかなりあります。

私の場合は、開業資金の借り入れ金返済や、店の家賃などの運転資金に加え、一人暮らしの家賃などの生活費をすべて稼がないといけないプレッシャーが辛かったです。

最初のうちは3部屋もあるサロンをひとりで回していたので、自分ひとりで稼がないといけない最低ラインが高くて、苦労しました。


2.集客の失敗

つぎに、集客の難しさです。
集客は永遠の課題でもあるのですが、開業当初は何が効果的なのか分からなかったため、費用をかけた割に、集客が0ということも何度もありました。

休みを返上してポスティングをしても集客できなかったり、お金をかけて雑誌に掲載してもらってもダメだったり・・・。
お金をドブに捨てているような気がして、精神的に苦しかったです。

また、リピーターのお客様が固定するまでは、ひとりひとりのお客様への熱量もすごかった分、リピートしていただけない理由を考えすぎたりして、苦しんでいました。
本気でリピート率100%を目指していたので・・・。(そんなことは、絶対無理なのに!!)


3.いろいろ不安で眠れない

開業当初は、不安なことが頭をぐるぐるとめぐり、なかなか寝付くことができませんでした。
朝寝坊をしてはいけないので、始発でサロンに来て寝る日々も1年くらい続きました。

サロン経営は、経験したことのないことを乗り切らなければならないという場面に幾度も遭遇します。やってしまえばなんでもないことでも、未知のことはそれだけで不安なのです。
不安感を持つというのは、健康にもよくないし、不幸を自分で招き寄せてしまうような強い負の力をもっていると感じます。
開業してしばらくの不安感は、時間や経験が解決してくれましたが、やはり辛いものでした。


まとめ

独立開業は、良いこともあれば、辛いこともたくさんあります。
また、性格的に向き不向きもあると思います。
どういう人が向いているかというと、
●常に楽観的である
●めげずにやり続ける忍耐力がある
●即行動にうつす、フットワークが軽い
●継続力があるが、割り切りも早く執着しない
●問題解決能力がある
●チャレンジ精神がある
などが挙げられると思います。

独立に悩んでいる人は、まずは自己分析からやってみるのもいいのではないでしょうか。
独立してもしなくても、幸せなセラピスト生活が送れるのが一番だと思います!

アンリュミエール 保戸塚 優美


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サロン独立開業「物件の探し方」
開業資金は?サロンの独立開業には一体いくらかかるのか!?
サロンの開業資金の調達方法


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エステサロンの独立開業資金の調達方法

こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

今回で8回目となる「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズ。
今日は、聞きたくてもあまり人に聞けないサロン開業のお金の話をこっそり教えちゃいますね!

前回は、サロンの独立開業に際して必要な資金の内訳についてお話しましたが、今回は、

開業資金を実際にどのように調達するのか?

という点についてです。


1.貯める!?

オープンして間もない頃(当時、私28歳)、同業者(セラピスト)のお客様から、
「すごいですね~。内装もお金かかっていますよね。開業資金がんばって貯められたのですか?」
と聞かれたことがあります。

答えは、「NO!」です。

セラピスト・エステティシャンの給料・・・
どんなにがんばっても20代では、月30万円がやっとでしょうね。平均はもっと少ないと思います。
逆にそれ以上の月給をもらえるサロンなら独立しない方がいいです!!(笑)

どんなに節約してお金をコツコツ貯めたとしても、開業資金を全て貯めるには、時間がかかります。
もしかしたら、一生かかっても無理かもしれません。(宝くじが当たるとか、所有している株価が急上昇したとかはのぞきます。)

「10年間、お金を貯めてから開業しよう!」と思っている方、それは時間の無駄なので、止めた方がいいと思います。
注:もちろん、部分的には貯める必要があります。全額借り入れることは不可能です!


2.借りる!?

開業資金として、まず一般的に考えられるのは、国や銀行から借りることです。
本気で開業しようと思っているのであれば、1日でも早く借り入れをおこして、開業してしまう方がいいと思います。

逆に、まだ迷いがある場合は、独立しない方がいいです。
ただ、お金を借りるにしても、9割は3年で潰れてしまうので、それなりの覚悟は必要です。

私は、以前、住宅ローンの仕事をしていたので、毎日お客様の借り入れのお手伝いをしていました。
今は、頭金がなくて、年収が300万円代でも、2、3000万円もするようなマイホームを購入することができます。

そう、お金は借りられるんですよね。
目的さえしっかりしていれば、低金利で貸してもらえるのです。

事業を立ち上げる場合、開業資金を借りることに、負い目を感じることは全くゼロだと思います。
ただし、目的がないローンはダメです。いわゆる消費者金融などは、金利が高すぎるので大変なことになります!!


どこで借りる?

借入先としては、国や銀行と書きましたが、普通はいきなり銀行に行っても、門前払いされます。
銀行は何年かの経営実績がないとなかなか貸してくれません。

これから開業(起業)をしようという場合には、銀行ではなく政府系金融機関から融資を受けることを考えるのが資金調達への近道です。

私は開業するにあたって、日本政策金融公庫(旧:国民金融公庫)から融資を受けました。
日本政策金融公庫は、政府が100%出資している金融機関です。

サロンを開業しようという強い意思があり、その思いや計画を「創業計画書」という文面にして、審査が通れば、国から融資してもらえる制度があります。

私が利用したのは、「女性、若者/シニア企業家資金」という新規開業ローンです。

条件は、「女性、若年者(35歳未満)または高齢者(55歳以上)であって、新規開業して概ね7年以内の方 」だけです。

まず、女性であれば、勤務経験が短かろうと、取り合えずOKというローンです。(普通貸付の場合は、6年以上企業に勤めていないといけないといった条件があります。)
女性に優しい、男性にとっては「なぜ女性だけ?」と羨ましがられるようなローンです。
ある意味、女性専用車両のようなローンです。

私の場合は、30歳未満だったのでその点でもパスできるのですが、若者やシニアを支援する国の制度なのです。

住宅ローンなどを借りたことのない人はぴんと来ないかもしれませんが、これだけゆる~い条件で、低金利の貸し付けは他にはなかなかありません。ただし、事業計画書の審査はそれなりに厳しいと思います。

通常、住宅ローンの審査は、収入をさかのぼって2年間は審査されますし、勤続年数も3年以上といった条件もあります。条件が合わないと、融資してもらえない、もしくは金利が高くなります。
また、「これからがんばるんだ!」という意思は全く汲んではくれません。←ここが大きな違いです!

しかもこのローンは、1000万円以内であれば保証人なしでも融資が受けられます。基準金利プラス1.2%にはなりますが、これも低い方だと思います。(この数字に関しては私が借りた時のものなので、最新ではありません。)

私はたまたまこの制度を利用しましたが、他にも探してみれば自治体などが行っている開業を支援するようなローンがあるかもしれません。そして、こういった金融機関に積極的に行っていろいろと相談してみるといいと思います。

実際の手続きや、事業計画書の書き方についてはまたの機会にお話したいと思います。


3.もらう! ~助成金という手もある!~

難易度は高くなりますが、「もらう」という方法もあります。
国や地方自治体からの助成金補助金と呼ばれるものです。原則的には、返済は不要です。

実際に私の友人は、新規開業後に200万円の助成金をゲットしました!!
ただし、書類作成には税理士の先生の手助けと報酬も必要だったようなので、全てまるまるもらえるというわけではないようです。

審査の難易度はかなり高く、申請期間(公募期間)も短期間、しかももらえる時期が、開業して実際にその費用を使ったことを証明できたときなので、注意が必要です。
結局は、先にお金を準備しなければなりません。

また、もらった後にも、書類で事業の経過や実績を報告する義務がある場合もあるそうなので、そう簡単にもらえるというものではありません。

クラウドファンディング

最近では、クラウドファンディングというものも登場してきました。
これは、よっぽどの知名度、または情報の発信力・拡散力や、事業内容の革新性・魅力がないと、お金を集めることは難しいと思います。

サロン開業の資金調達が、クラウドファンディング頼みというのは、正直危険だと思います!
挑戦するのは自由なので、試しにやってみるというのは良いかもしれません。


まとめ

先立つものはお金・・・というように、開業にはまとまったお金がないとにっちもさっちもいきません。

私の場合は、開業資金として政策金融公庫から800万円近い借り入れをしました。開業資金全体の7割くらいにあたります。
返済期間は7年だったので、返済は無事に終わりました。

返済中の7年間は、「事業を止めたら借金だけが残るというプレッシャー」と、「これだけ借り入れて思い切ったから理想に近いサロンを開業して、これまで続けてこられた」という2つの思いがあります。

独立開業は成功するかどうかは未知数で、「人生の大きな賭け」だと思います。
大きな賭けにでるか、小さな賭けにでるか・・・。

賭けには出ず、独立はしないという選択肢ももちろんあります。
自分自身とよく相談して、事業計画を慎重に立てて、資金調達の情報収集をしっかり行うことが重要です。

アンリュミエール 保戸塚 優美


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エステサロンの独立開業資金の調達方法

エステサロン独立開業~良かったこと、辛かったこと~


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開業資金は?エステサロンの独立には一体いくらかかるのか!?

こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

今回で7回目となる「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズ。
今日は、サロン独立開業のために一番大事な「開業資金」についてのお話です。


お金をかけなくても独立できる罠

サロン業界では、開業後3年以内に9割はつぶれてしまう
という記事を以前書きましたが、その理由の一つに挙げられるのは、誰でも簡単にサロンを開くことができるからです。

鍼灸師や柔道整復師などは国家資格が必要ですが、エステやアロマに関しては、国家資格も免許もなく誰でも開業することができます。
そのため、自宅やマンションの1室で、ほとんど開業資金をかけずに開業して、やっぱりうまくいかなくてすぐにやめてしまう。
という人も多いのは事実です。
簡単に始められるからこそ、簡単にやめられる。
ということです。

どういうサロンを開業したいかにもよりますが、それなりの場所を確保し、設備や備品、化粧品などをそろえて開業するとなると、ある程度まとまったお金が必要になってきます。

そして忘れてはならないのが、「集客」にかかる費用です。
私も開業する前までは、店(サロン)を開いて、ホームページを作れば、後は自動的にお客さんがやってきてくれるものだと思っていました。

しかし、それは大きな間違いでした。
集客というものを完全になめていました!!

大都市、東京であっても、都心の路面店であっても、サロンの集客は簡単ではありません。
そして、たとえ小さなサロンだろうが、広告を出すとなると、それなりに高い費用がかかってしまいます。
サロンは、開業するのは簡単ですが、その後の集客がうまくいかなくて、潰れてしまう・・・
というケースは非常に多いのです。

小さなサロンだからそんなに集客にはお金をかけなくても良いだろう
という考えは一旦忘れて、それなりに費用がかかると思っておいた方が後々苦しまずに済みます(笑)


エステサロン開業にかかるお金の内訳

さて、エステやアロマセラピーのサロンの独立開業に必要なお金ですが、おおまかにどんなことにお金がかかるか、リストに挙げてみます。
 

〇物件を借りるのにかかる費用

物件にかかる費用は、事業用の物件を借りる場合は、敷金礼金ではなく「保証金」という名目で、家賃の6か月~10カ月分くらいを最初に支払う必要があります。
(保証金とは、賃借人が賃料を滞納した時に、保証金から滞納分を負担させるためのものです。)

それ以外にも、仲介手数料や火災保険料、前家賃などがかかります。

以前のブログでも書きましたが、居住用の物件でこっそり営業するというのは、初期費用が安く済みますが絶対にやめた方がいいです!
 

〇内装工事費

自宅やマンション等で行う場合は、必要ない場合もあります。

私の場合は、スケルトンで借りたので、配管や床を張るところからすべての工事が必要だったので、それなりの費用がかかりました。

内装工事費だけでなく、デザイナーに頼めばその費用もかかります。
また、看板費用などもかかります。

内装工事にお金をかけると、初期費用がかかる分、後々やめにくくなります。
簡単に(短期間で)やめたらお金がムダになるというプレッシャーが、プラスに働くか、マイナスに働くかは本人次第だと思います。

〇サロン内の備品

施術用ベッドも10,000円代のものから300,000円くらいのものまで幅広くあります。
安いものは、すぐにぐらついたり、ギシギシと音がしたり、ネジが外れたり、皮が破れてきたり・・・とそれなりです。

施術用ベッドは本当に重要なものなので、高さが変えられる(リクライニングができる)もので、それなりに作りがしっかりとしたものの方がいいと思います。
ベッド以外の備品は、家具、パソコン(周辺機器も)、電話(回線も)、大量のタオル、洗濯機、冷蔵庫、施術に使う備品・・・・・・・
いろいろと細々としたものをそろえる必要があります。

ちなみに、サロンの電話は携帯電話はNGです。固定電話が必要です。
個人の番号に電話をかけるというのを警戒するためか、新規でかかってくる件数が減るそうです。(サロンの電話を携帯から固定に変えた人から聞いた話です。)
 

〇化粧品

化粧品は施術で使うものと、仕入れて販売する用の2種類です。

化粧品は、業務用であっても1個単位から購入できるものもあれば、1ブランド全てをそろえないと、取引をしてくれない会社もあります。
また取引条件として、
・年間の購入金額が100万円以上でないと取引してもらえない
・導入時のセットが100万円
とか、そういうブランドも結構あります。
ただし、簡単に手に入るブランドは他のサロンでも使っていることが多いので、サービスを差異化(差別化)することが難しくなります。
長い目で見ると、使用する化粧品はそのサロンの価値を左右する重要な要素となってくるので、希少性が高くて、本当に良いものを探すことが重要だと思います。
 

〇エステの機械

施術に機械を使う場合は、その購入費用がかかります。
新品の場合は、機械にもよりますが、200~300万円というものもざらにあります。
高額の機械は、ほとんどの場合、ローンやリースの斡旋があると思います。

小さなエステサロンなら、オールハンドだけというのも、逆に売りになるので良いと思います。
 

〇宣伝広告(集客)費用

集客の費用は、ギャンブルみたいに一瞬でなくなります(涙)
開業してすぐは、効果的な集客方法が分からないので、いろいろな方法を試さざるを得ません。

結構な費用をかけたチラシのポスティングや日本郵便のタウンメールで、反応が0だったということは、一度や二度ではありません。

また、ネット広告はあの手、この手のさまざまな手法が生み出されては、消えていきます。
それでも、集客の種は何らかの形で蒔き続けなければなりません。
また、開業時はホームページも開設しなければなりません。
費用は5万円〜というのもありますが、実際に納得いくものを作るとなると、20万円以上はかかると思います。

ホームページはサロンの顔となる大変重要な宣伝ツールなので、使用する画像などもできればプロに撮影してもらったものや、画像購入サイトで探すなど、クオリティの高いものを使用するのをおすすめします。
 

〇採用、教育費用

1人で開業する場合は必要ありませんが、人を雇うときは、その費用もかかります。

また、オープン前の技術研修や準備期間も給料を支払わなければなりません。
 

〇運転資金

サロン業界は、飲食業などと違って、集客にとても時間がかかります。
オープンしたからちょっと食べに行ってみようというノリで来客してくれる人は少ないです。

また、ビルやマンションの1室などで営業する場合は、サロンの存在に気付いてもらうだけでも一苦労です。
そのため、運転資金は他の業種よりも多めに見積もっておいた方が安心です。
口コミや紹介で集客をしようと思っていても、効果が出てくるのは1年後くらいと思っておいた方がいいです。

私は開業当初、運転資金のことが全く頭になく、苦労しました。
オープンしたのが10月で、最初の10月~12月までの3カ月は良かったのですが、真冬の1月、2月に閑古鳥が鳴き、このまま潰れてしまうのでは・・・
と思ったほどです。
運転資金は、多いのに越したことはありませんが、あればあるだけ集客費用やもろもろの経費に消えてしまうということもあるようですので、開業後数カ月という期間、まとまった現金を手元に置いておくというのは意外に難しいのかもしれません。
 

〇その他雑費

最後に、開業時には、こんなことにこんなにもお金がかかるのか!!
ということが多々あります。

その一つが、電気代です。
オープン当初何も気にせず、乾燥機やエアコンをガンガン使っていたら、電気代がワンルームマンションの1か月の家賃分くらいになって驚きました!

その他にも、会社を設立する場合は登記費用(司法書士に頼んで20万~25万円くらい?)や、会社の社判や実印、銀行印などを作る費用など、さまざまな費用がかかります。


で、トータルいくらかかるの??

サロンの規模や立地によって、かかる費用は大きく変わってくるので、トータルで〇〇万円とはっきりは言えないのですが、どんなに小さなサロンでも、生活していけるくらいの売上をあげられるサロンをつくるには、初期費用は、都内なら最低でも200万~300万円くらいはかかるのではないかと思います。
(自宅の一室で開業する場合などは別です。)

都内と言っても、場所によって全然変わってくるとは思いますが・・・。
都心の物件で、内装工事費などがかかる場合は1,000万円は超えると思います。
もちろん、広さやスタッフ数など規模にもよります。

ただ、この数字は私の感覚的なものでもあり、実際にやってみないと分からないというのが本当のところです。


で、お金はどうする??

サロンの開業時には、さまざまな費用がかかるのはお分かりいただけたと思いますが、それより聞きたいのは、その費用をどうやって調達するのか?という点だと思います。
サロンの独立開業、先立つものがなければ何も始まりません!

お金の準備はとっても重要です。

ということで、次回は、その「資金調達の方法」についてお話したいと思います。
アンリュミエール 保戸塚 優美

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↑先日7月10日、会社設立10周年を記念して(?)撮影した1枚です。これからも、エステサロンの独立開業ブログをご愛読の程、どうぞよろしくお願いいたします!


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エステサロン・店舗物件探しのマル秘テクニックを大公開!

こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

今回で5回目となる「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズ。
コンサルという立場ではなく、現役のサロンオーナーとして、サロン経営の実情や開業方法を実体験に基づいた内容でお届けします!

今日は独立開業において最も重要な「サロン物件の探し方」についてです。

私は、一応、宅地建物取引主任士なので、不動産に関してはプロなのです!
と言いたいところですが、実務をこなしたことがないので素人同然です。
(以前働いていた会社では住宅ローン課だったので、直接不動産の仕事はしたことがないのです。)

ただ、開業にあたって物件探しをした経験と基本的な知識はあるので、これから物件を探して開業しようと思っている方に参考になればと思います。


物件探しで大切なことは?

店舗(サロン)の物件探しは家探しとは全く別物と考えた方がいいかもしれません。
自分が住む家なら、多少の不便さは我慢したり、気に入らなければ引っ越しも簡単にできるからです。

店舗(サロン)の場合、さまざまな理由で、一度オープンしたら移転は意外と大変です。
特に、内装工事をしてしまった場合はそう簡単には動けないのです。
さて、まず物件探しで重要なことは街のイメージ(雑誌やテレビ等で見たもの)にとらわれることなく、実際に歩いてみることです。
とにかく歩くことが大切です。歩くことでたくさんのことが見えてきます。

物件探しを車でするのは言語道断!
不動産会社の人は親切に車に乗せてくれるというかもしれませんが、絶対に乗ったらダメです。
とにかく駅から歩いて、町並みや人の流れを見たり、商店を見たり(ライバル店を探したり)、駅からの実際の距離を歩いてはかることが重要です。
気になる物件は朝、昼、晩と、そして曜日を変えて何度も歩いて様子を見ます。

何度も歩くことで、どんな人が住んでいるのか?どんな人が集まる場所なのか?という情報が見えてきます。
私は約30ヶ所の物件を見ましたが、街の名前としては良いイメージでも、実際は汚い雑居ビルだったり、歓楽街だったりとがっかりさせられる物件にいくつも遭遇しました。
道が1本違うだけで、全く雰囲気が違ってくることもよくあります。

私が実際に訪れた街の名前(もしくは駅名)を思い出せる範囲で挙げてみますと・・・(順不同)

麹町、銀座、赤坂、乃木坂、渋谷、目白、西麻布、東麻布、麻布十番、六本木、恵比寿、代々木、飯田橋、目黒、梅が丘、東北沢、幡ヶ谷、代々木上原、代々木八幡、経堂、赤羽橋、神楽坂・・・

エリアを決めずに、とにかく不動産会社の方(知り合いなので助かりました)に、めぼしい物件情報をピックアップしてもらって、さらにその中でも良さそうな物件を絞り込んで実際に見に行きました。


エリアはしぼる?しぼらない?

エリアを絞り込んだ方がいいのでないか?と思う人も多いかもしれませんが、最初からエリアを絞るのは危険です。
人気エリアは物件情報が少ないし、誰もが狙っているので、良い物件は何年も待っている大手の会社に情報が流れていってしまいます。
駅前などの人気物件は、「いくら払ってもいいから、とにかく空いたらすぐに押さえたい!」と待っている人(会社)がたくさんいるのです。

あまり、エリアのネームバリューにこだわり過ぎると、たとえばアロマやエステ業界に人気の表参道、青山、代官山、銀座などは、家賃がとてつもなく高くなってしまいます。
しかも競合店が多いので、よっぽどたくさんの顧客をもっているか、もしくは広告宣伝費をかけられる会社でないと厳しいと思います。


サロン物件はインターネットで探してはいけません

また、店舗用物件探しの情報源としてあてにならないのは、インターネットです。
インターネットに載るような情報は、誰も借り手がいない余りモノがほとんどです。

インターネットで店舗用物件探しを済ませようというのは、まず大きな間違いです。(居住用物件探しとは違います!)
店舗の物件情報に関しては、本当に良い情報を、わざわざネットに載せるような面倒なことはしません。
その前に決まってしまいます。また、後で詳しく書きますが、マンションなどの居住用物件で営業ができない場合もあります。

一番いいのは信頼でき、本気で探してくれる(ここが一番重要!)不動産会社を見つけることですね。
でも、これが一番難しい!
不動産会社には「レインズ」という業界のコンピューターネットワークがあります。
これに良い情報が流れることがあるのですが、いいものは本当に早く決まってしまうので、とにかく急ぐ必要があります。
また、地元の不動産会社が管理している物件は、この「レインズ」に載る前に紹介してもらえる場合もあります。

私は不動産会社からまだネットに載っていない情報をもらって、すぐにその物件に直行したり、夜中でも見に行ったりしました。次の日の朝一番に物件を見せてもらえるように電話をするためです。
物件探しは、スケージュールを組むことが難しく、1日に見たい物件がいくつも重なることもあるので、朝ご飯を食べて家を出て、次のご飯は夜中という日もありました。
途中、飲み物を自販機で買って飲むくらいです。とにかくランチの時間ももったいないと思うほど、急いで探す必要があったのです。(当時、無職だったので。)


物件探しはタイミング

物件探しは、根気強く探し続けてじっくり待つ忍耐も必要なのですが、決めるときは即決しないとすぐにライバルに押さえられてしまいます。
ここで「どうしよう」と悩んでいるうちに他の人にチャンスを先取りされてしまうということになり兼ねません。
まさに店舗用物件探しは、目に見えない戦争です!

絶対に負けないように、毎日毎日歩き続けて、感覚を養い、いいものを見極めるセンサーを磨く必要があります。
タイミングよく「これだ!!」という物件に出合うためには、たくさんの物件を実際に歩いて見てみることが何よりも重要です。


家賃についての考え方

次に、一番気になるのサロンの家賃についてです。

家賃は、今のサラリーマンの感覚で考えたら絶対にNGです。
たとえば、10万円くらいで探していたとして、20万円の本当に良い物件が出てきたとします。
「10万円高いからやめよう。」と考えてしまうのは、もったいない話です。

サラリーマン(たとえば月収25万の人)の月々の家賃の支払いが10万円から20万円になってしまうのは、支払い不可能で危険な話ですが、営業用の物件で10万円の違いを同じ感覚で「支払えないだろう」と考えるのはNGです。
もしかしたら、その10万円高い物件にすることで売り上げが100万円アップすることだってあるかもしれません。

1階と2階の物件を比べたとき、同じ広さでも10万円以上家賃に差があることもよくあることです。
「1階は10万円も高いから2階でいいや。」と考えるのはもったいない話です。
1階の方が何倍もチャンスが潜んでいますよね。(業種などにもよるとは思いますが、一般的に。)
また、立地がいいと集客がしやすくなるので、広告宣伝費が抑えられるというメリットもあります。
開業する前は、広告宣伝費を低く見積もりがちですが、開業して思いのほかお金が湯水のように出ていくのが、集客費用なのです。

でも、なかなかこういう感覚ってセラピストの限られた給料の中で生きていると、考えられないんですよね。
切り替えられないというか・・・。
「う~ん、予算より10万円も高いのは手が出せない。」と私も悩んでいました。

でも、今は「うちの家賃ってこの場所と広さにしては、安いのでは?」と感じることもあります。
店舗やサロンの家賃の考え方は、自分が住む家とは別物と考える必要があるのです。


マンション営業の注意事項

エステやアロマサロンでよくあるのが、マンションでの営業です。
マンションエステは、初期投資が少なくて済むので開業資金を抑えられるというメリットもありますが、注意しないといけない点もあります。

まず、マンションの1室を店舗や事務所として使用する場合、大家さんの許可が必要となります。
分譲マンションを借りる場合は、マンションの管理組合の規約で禁止されているところも多いので、確認が必要です。
当たり前の話ですが、「バレなければいい」と思いながら営業するのはとても危険なことです。住民や同業者から通報されるということも十分考えられます。

また、居住用の物件の賃料は課税対象になりません。消費税8%を払わなくても良いのです。
店舗や事務所として借りる場合は、課税対象となりますので、もし居住用の物件でサロンの営業をした場合、「脱税」をしていることにもなります。

月10万円の家賃なら、年間で96,000円の脱税です。バレた時がこわいので、絶対にやめましょう!


サロン物件の探し方、いかがでしたか?
物件探しは、サロンを存続させる上で最も重要な要素となりますので、十分に時間をかけて慎重に行ってくださいね。

物件探しの後は、賃貸借契約の手続きなどサロン開業に向けてやらなければならない重要なことが山積みです。

次回は、気になる「開業資金」、つまりお金のお話をしたいと思います。
次回をお楽しみに♪
アンリュミエール 保戸塚 優美


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エステサロン独立開業|立地の重要性~腕がよくても失敗する理由~

こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロンアンリュミエールの保戸塚です。
今回で4回目となる「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズ。
今日はサロン独立開業の成功のカギとなる「立地」についてのお話です。


「腕さえあれば、どこで開業してもお客さんは来てくれるよ。」

とサロン開業のノウハウ本や、サロンコンサルタントのブログなどに書いてあるのを時々見かけますが、果たして本当でしょうか?
 

私は、Noだと思います。

いや、Yesの凄腕セラピストも100に1人くらいはいるかもしれません。
 
しかしながら、初めて開業する人が立地の悪い物件で、お客様商売を始めることはリスク以外の何物でないと思います。

3年くらい待てる体力(金銭的なものも含めて)や精神力があれば多少立地が悪いところでも開業できなくはありませんが、

開業後3年以内に9割のサロンが潰れてしまうという現状で、

その選択は危険過ぎます。
 

ただし、ここに書いている立地の話は、プロのサロン(サロン経営1本で生計を立てる人)の場合の話です。
(たとえば自宅サロンで、子育ての合間にパート収入程度稼げればいいという人などの場合は、別です。)


なぜ立地が大事?

 
自分がお客さんとしてお店を選ぶとき、まず立地で選ぶという人が一番多いと思います。
自宅や職場に近くて、お気に入りのお店があればラッキーという人がほとんです。
時々、遠方からわざわざお越しくださる方ももちろんいらっしゃいます。

ただ、サロンに継続的に通ってくださるお客様のほとんどは立地を重視しています。
当店のお客様の半分くらいはご近所の方です。

東京のど真ん中にあってもそうなのですから、中心部ではないエリアとなると、お客様がいらっしゃる範囲はもっと狭まってくると想像できます。

 
独立したてのエステティシャンやセラピストが最初にぶち当たる壁・・・
それは、「前のサロンのお客様が新しいサロンに来てくれない。」

もしくは、「1回は来てくれたけれど、その後続かない。」という厳しい現実です。

 
私が通っている近所の美容室のオーナーは、独立する前の店舗はすぐ隣の駅で、店長としてスタッフを20人ほど束ね、指名数ももちろんNO.1だったそうです。

しかし、新たに開業したサロンは徒歩15分ほどの距離にも関わらず、来てくれたお客さんは半数ほどで、その後もずっと継続して通ってくれるお客さんは思ったよりも本当に少なかったと話していました。
 
たった徒歩15分の距離ですが、1駅違うと商圏が全く変わってきます。
隣の駅は、JRと私鉄が交わるターミナル駅で交通の便が格段にいいのです。
また、歩いて通っていた人にとっては、隣の駅へ電車に乗っていくのは意外と面倒なことなのです。
 

またそれ意外の理由としては、お客様は担当者を指名しつつも、

その人がいなくなったのなら別の人でもいいですよ

というお客様も意外に多いのです。
人についているお客様もいれば、店(サロン)についているお客様というのも多いのです。

 
そうなると、開業するときの心構えとしては、

新しいお客様を集客することが前提

でサロンを開業した方が良いということです。
そう思っていた方が、開業後に「あのお客様は、なんで来てくれないんだろう?」と思い悩むことも少なくて済みます。
 

また、今は個人情報の取扱いが厳しくなっているので、働いていたサロンから顧客リストを持ち出すことは難しくなっています。(場合によっては訴えられるかもしれません。)
 

サロンの独立開業は、
「前に自分を指名してくれていたお客様が来てくれるだろう・・・」
という甘い考えは一旦捨てて、「0からのスタートだ」ということを肝に銘じておくことが何よりも大事です。
 
以上のことから、新規サロンを立ち上げる場合、

サロンの立地はとても重要になってきます。

 
場所が分かりにくいサロン
駅から遠いサロン
夜道が暗いサロン

など、マイナス要素はなるべく少ないに越したことはありません。
 

「駅から遠いのに繁盛しているサロン」という例がコンサルタントのブログなどで取り上げられていることもありますが、これはほとんどない特殊な例なので、新規で立ち上げる人がこれを真に受けててはなりません。
こういったサロンは、たまたま立地の難点をカバーできる長所やサービスがあるからなのです。
(技術がスゴくいい、ネット戦略がうまい、駐車場が広い、送迎サービスを実施できる・・・など)
 
サロンの立地は、独立開業する上で、「成功を左右する」と言っても過言ではありません。
たとえ、技術者として成功する自信があったとしても、場所の選定だけは慎重に行った方がよいです。

次回は、具体的な物件探しのノウハウについてお話したいと思います。
 

アンリュミエール 保戸塚 優美


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