開業17周年!感謝のごあいさつ
日頃よりアンリュミエールをご愛顧いただきまして、ありがとうございます。
おかげさまで当店は、2024年10月2日をもちまして、創業より17周年を迎えることができました。
この日を迎えられたのは、ひとえに、ありがたいご支援、温かいお言葉をくださったお客様をはじめ、
アンリュミエールに関わってくださった、たくさんの方々…
取引先のみなさま、友人、家族、そして一緒にがんばってくれているスタッフ…
ひとりひとりとの出会いに恵まれたお陰です。
心より感謝申し上げます。みなさま、本当にありがとうございます。
振り返ってみますと、この1年はわたしにとっては2人目の出産とその後の育児に追われ、サロンの運営に全力投球できないもどかしさを感じる日々となりました。
子供が次々と熱を出して休んだり、めったに風邪をひかないことが自慢だったはずの私ですが、子供に病気をうつされて、私までダウンしてお休みをいただいたり…
ある程度は覚悟していたとはいえ、2人の育児とサロン運営の両立の難しさをひしひしと感じさせられる毎日です。
サロン経営というものは決して、片手間でできるような簡単なことではないのですが、時間的にも精神的にも半分は子供に持っていかれてしまう現状において、
今はいかに目の前のお客様に「集中」するかということを以前に増して大切にしようと心がけています。
せっかく時間を割いて足を運んでくださるお客様に喜んでいただきたい、満足していただきたい、感動してもらいたい…
そんな思いは変わらず強く持ち続けております。
私としては、17年という思いもよらなかった長期戦に突入して時代の流れを感じつつも、セラピストという仕事のアナログさは全く変わらず、ひとりひとりのお客様との生のコミュニケーションをこれからも一番大切にしていきたいと思っております。
そして、サロンを長年続けられている喜びをかみしめて、次の目標である20周年に向けてこれからも一層の努力をして参りたいと存じます。
みなさまには今後とも更なるご指導、ご支援をいただきますとともに、より一層のご愛顧を賜りますようお願いして、17年周年のあいさつとさせていただきます。
アンリュミエール 保戸塚 優美
開業15周年!感謝のごあいさつ
日頃よりアンリュミエールをご愛顧いただきまして、ありがとうございます。
おかげさまで当店は、10月2日で創業より15周年を迎えました。
この15年という節目を迎えることができましたのも、日頃からお世話になっているお客様、そして私に関わりのある全てのみなさまの多大なる支えがあってのことと、心より感謝しております。
本当にありがとうございます。
15年を振り返ってみると、最初の10年はなんとか頑張って辿り着き、その後の5年は、気持ちに余裕が出てきて順調に…
と進んでいきたいところでしたが、ここ数年のコロナ禍でのサロン運営は厳しいものとなりました。
世の中は、コロナ禍でオンライン化が進み、人と人との接触の機会が減っていきましたが、私たちセラピストの仕事は、実際にお客様に足を運んでいただき、直接お客様の体や肌に触れなければならず、決してオンラインに取って代わることはできません。
非接触が推奨される世の中でも、私たちセラピストの手による癒しやハンドテクニックを求めてご来店くださるお客様がいらっしゃることに、これまで以上に私たちの仕事の意義や必要性を再認識できたことは、コロナ禍から得られた収穫のひとつだったと思います。
時代と共に変化していくこともあれば、人と人との結びつきや、直接会うことによって生まれる感動や喜びは、決してこれからも変わらず在り続けるものだと思っていますし、私たちのサロンがそんな幸せをお客様と共に生み出せるような場所でありたいと願っております。
次の目標は20周年です!これからもワクワクすることにたくさん挑戦して、よりよいサロンをお客様と共につくっていきたいと思っています。
時代の移り変わりとともにアンリュミエールもさらに進化し、これからも末長くみなさまに愛されますよう、スタッフ一同新たな決意で、技術、サービスともに精進を重ねて参ります。これからも変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
アンリュミエール 保戸塚 優美
開業14周年!感謝のご挨拶
平素よりアンリュミエールをご利用いただき、またブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
おかげさまでアンリュミエールは、2021年10月2日を持ちまして、開業から14周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と心から感謝いたしております。
開業10周年を過ぎた頃から、周年記念日の重要性は、私の中で良い意味で薄れていていました。
10年続けられたのだからもう大丈夫と、心の中に余裕が生まれ、そんなに必死に頑張らなくてもやっていけると自信もついてきた頃です。
2年半前に出産もして、しばらく自分がサロンにいなくてもうまく回っていました。
ところが、ここ1,2年は状況が一変。
サロンの経営をゆるがす厳しい時期が続きました。
理由は、もちろん新型コロナウイルスです。
経営者の立場としては、全ての責任は自分にあるし、誰かのせいにしても決して救われる訳ではないので、ウイルスのせいにはしたくないのですが、今回に限っては、お客様に来店を促すための経営努力を積極的にはできないし、いくらやったとしても緊急事態宣言下では効果がない…。
というこれまでに経験したことのない状況で、ただひたすらウイルスが沈静化するのをじっと待つという日々でした。
それでもまだコロナ1年目は、良かったと思います。
国や都からの給付金や協力金、家賃補償などがあったので、それほど困りませんでした。
従業員の休業補償もありました。
今年は全面協力(完全休業)した場合、エステサロンにも協力金が出る日もありましたが、当サロンの運営コスト(家賃などの固定費)には到底見合う金額ではなく、なんとか自力で踏ん張らなければという状況でした。
東京オリンピックは、都心で営業している店舗経営者にとっては最悪なイベントで、とにかく人が都心には寄り付かないし、夜は真っ暗で、外には誰も歩いていません。
当サロンにとってはこの8月が1番の正念場だったのかなと思います。
(8月は借りている店舗の2年に1度の更新月でもあり、決算後の納税の締め切り日も重なっていました。)
また、8月は大学時代の同級生がコロナウイルスで亡くなってしまったショックも重なって本当に辛い時期でした。
それでも、
「なんとかなるかな…」
「いや、意地でもやめない!」
そんな思いで8月を乗り切り、9月にはコロナ収束の目処も少し見られるようになりました。
そして、10月1日ついに緊急事態宣言解除、そして翌日には14周年を迎えることができました。
14年を振り返ると、決してずっと順調に来ていたわけではありません。
リーマンショックに始まり、東日本大地震など、何度か経営危機に直面することはあったのですが、コロナに関してはその期間もダメージの大きさも比較にならないくらい大きなもので、
「この箱(サロン)を維持することに必死になる必要は果たしてあるのか?」
「結婚もして、子どもも2歳児だから、今は仕事をしなくてもいいんじゃないか?
その方が傷が浅いまま、閉店できるのでないか?」
そんなことが頭をよぎることもありました。
しかし、幸いなことに、ここ1週間ほどで、状況がまた一変していると感じています。
しばらく全く入らなかったブライダルエステや、夕方からの予約が次々と入ってくるようになり、既存のお客様だけでなく、新規のお客様からのご予約のお問い合わせもたくさん入って来ています。
「いや〜なんとか踏ん張れて良かった。」
「やっと緊急事態宣言が解除された!」
というのが素直なところで、今年の14周年は格別な思いで迎えております。
これもひとえにこれまで支えてくださったすべてのお客様、関係者のみなさま、そしてスタッフや家族みんなのおかげです。
心より感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます!
そして、サロンを続けられる喜びをかみしめて、これからも一層の努力をして参りたいと存じます。
みなさまには今後とも更なるご指導、ご支援をいただきますとともに、より一層のご愛顧を賜りますようお願いして、14年周年のあいさつとさせていただきます。
アンリュミエール 保戸塚 優美
アンリュミエール開業13周年のごあいさつ
こんにちは。
千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
いつもアンリュミエールをご利用いただき、またブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
おかげさまでアンリュミエールは、2020年10月2日を持ちまして、開業から13周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のご支援、ご愛顧の賜物と心から感謝いたしております。本当にありがとうございます。
まだまだ未熟で試行錯誤の毎日ですが、これからもすべてのお客様に、一時の幸せな時間を過ごしていただけますようにとの願いを込めて、引き続き奮闘して参りたいと思います。
今後ともアンリュミエールをご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
アンリュミエール 保戸塚 優美
↓13周年のご挨拶の動画を作成いたしましたので、どうぞこちらをご覧ください。
仕事復帰のお知らせ(保戸塚)
こんにちは!千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
私ごとではございますが、この度2019年12月3日(火)より育児休暇から復帰致しますのでお知らせいたします。
当初の予定より復帰が遅くなってしまい、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
7ヵ月ぶりの仕事復帰ですが、久しぶりに仕事ができる喜びと、仕事に対するモチベーションが高まり、ワクワクした気持ちでいっぱいです。
お客様への施術や接客はもちろん、休みの間に温めていたアイデアを実行するなど、フレッシュな気持ちでさまざまなことに挑戦していきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
早く皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
出産と育児を経験して、少しだけ成長した私にぜひ会いに来てください!
復帰にあたり、出勤スケジュールが以前と変わりますのでお知らせいたします。
12月は大変混雑が予想されますが、復帰のお知らせが直前になってしまったため、まだ予約に余裕がございます。
ぜひお問い合わせください。
■出勤スケジュール
毎週 火・水・金・土曜日:10:00~16:30
※出勤日時は月ごとに変更する場合がございます。当店のホームページやTwitter、Facebook等でお知らせします。
↑12周年(10月2日)のお祝いにいただいたお花と記念撮影しました。
アンリュミエール 保戸塚 優美
☆ほとづかゆみのサロン独立開業・集客・経営コンサルティング↓☆
年末のごあいさつ|今年もありがとうございました
こんにちは。千代田区麹町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
本年も残すところあとわずかとなりましたが皆様いかがお過ごしですか?
アンリュミエールは、本日をもって、年内の営業を無事に終了させていただきました。
さて、過ぎ去っていく2017年ですが、今年もアンリュミエールはたくさんの素晴らしいお客様に支えられ、おかげさまで10月には創業10周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のご愛顧の賜物であると心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
2007年にお店をオープンした時から、まずは10年続けることを目標にしてきました。
今年はそれを達成でき、一つの大きな区切りを迎えることができ、大変喜ばしい達成感と、改めて、これまで支えてくださった皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。
10年ひと昔というように、時代の流れは早く、エステサロンのような手仕事がメインのアナログな業界であっても、常に新しい価値を創造していかなければ生き残れない時代だと感じています。
これからは、また新しい次の10年を、アンリュミエールをご愛顧くださっているお客様にとって、より良い、より価値のある存在となれるように努力していきたいと思います。
来年もこれまで以上に、皆様のご期待に応えられるサービスの提供を心がけ、さらなる向上を目指していく次第です。
健やかにに新年をお迎えになられますようお祈り申し上げるとともに、これをもって年末の挨拶とさせて頂きます。
2018年もアンリュミエールを宜しくお願い申し上げます。
アンリュミエール 保戸塚 優美
↑10周年&バースデーのお祝いを友人(右)と一緒にしてもらったときの記念写真です。
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★ ネットショップオープンのお知らせ ★
今月18日より、アンリュミエールのネットショップをオープンさせていただきました。
まだまだ商品数は少ないのですが、キャロルプリースト製品を中心に取り扱う予定です。
ぜひ、ご利用ください!
★ 年末年始営業のお知らせ ★
大変勝手ながら、2012年12月31日(日)~2013年1月4日(木)を年末年始休業日とさせて頂きます。
なお、1月5日(金)は10:00~営業させていただきます。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
おかげさまでアンリュミエールは開業10周年を迎えました
こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
いつもアンリュミエールをご利用いただき、またブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
おかげさまでアンリュミエールは、2017年10月2日を持ちまして、開業10周年を迎えることができました。
この10年という節目を迎えることができましたのも、日頃からお世話になっているお客様や関係者のみなさま、
またいつも応援してくれている友人や家族、そして、一緒にがんばってくれているスタッフがいるからこそです。
みなさま、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。
2007年に起業したときに、「10年は続ける」ことを目標にしてきましたが、ようやくそれが叶いました。
私にとっては決して平坦な道のりではなかった10年間でしたが、28歳で自分のサロンを持つという夢を叶え、
そしてその夢の舞台で10年という年月を、素晴らしいお客様に囲まれて、大好きな美容の仕事をやり続けられたことは、
何よりも幸せなことで、私の誇りでもあります。
私にとってのエステの仕事の一番のおもしろさは、
「人との出会い」と、その関係性の深さだと思っています。
接客業の中でも、何時間も個室でじっくりとひとりのお客様に向き合えるエステの仕事は、
お客様のとの距離も近く、会話の中からさまざまな学びや良い刺激が常にあり、いつまでも飽きることがありません。
これも、私がずっとこのセラピストという仕事とサロン運営を楽しくやり続けることができる理由だと思います。
たくさんの素敵なお客様との出会いに心より感謝いたします。
さて、目標としていた10年が経って、今率直な気持ちとしては、
「やり切ったという充実感」よりも、むしろ、「まだまだやりたいことがいっぱい!」
という希望に満ちたフレッシュな気持ちでいっぱいです。
これからもワクワクすることにたくさん挑戦していきたいと思っています。
時代の移り変わりとともにアンリュミエールもさらに進化し、これからも末長くみなさまに愛されますよう、
スタッフ一同新たな決意で、技術、サービスともに精進を重ねて参ります。
これからも変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
アンリュミエール 保戸塚 優美
10周年を記念して、キャロルプリーストの代表小松なおみさんと、当店スタッフの黒木にお祝いしていただきました!
ありがとうございます!!
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エテサロン経営・開業10年を振り返るブログの過去の記事★
3年で9割のサロンは潰れる!?あなたはそれでも開業しますか?
エステサロン独立開業|立地の重要性~腕がよくても失敗する理由~
ホテルスパとその他のスパ・エステサロンの違いは?働くならどっち?
お金がなかった時の話|エステサロン独立開業ブログ
こんにちは。千代田区麹町のエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
独立開業10周年を迎えるにあたってはじめたエステ経営ブログのシリーズですが、いよいよあと1週間(10月2日)で10周年を迎えます!
このサロン経営のブログを書き始めてから、多くの反響をいただき、先日は某大手化粧品会社の課長職の方のインタビューまで受けさせていただきました。
起業した人や経営者に話を聞いてレポートを書くというものだそうですが、「本当に私でいいのかな?」という感じでしたが、参考になったと言ってもらったので良かったかな・・・。
私は経営者といっても、社員は今は1人(だいたい2人雇っている時が多かった)しか雇っていないので、きわめて個人事業主に近い状態なのですが、小さな会社であっても、人に雇われているときには想像もしなかった苦労を経験しているという意味では経営者には違いないのかもしれません。
経営者としての苦労というのは、具体的には「お金」がまず挙げられると思います。
先日、ある人に「お金がなかったときの話や心境、励みになったエピソードを聞きたい」とのリクエストをいただいたので、今日はお金がなかったときのことをお話をしたいと思います。
思った以上の出費
開業してから3年間くらいの間は、サロンの知名度も低く、集客もうまく行かずお金は出ていく一方・・・。
サロンを運営するにはこんなにも経費がかかるのか!!
と開業してから始めて知ることも多く、とにかく毎日お金が湯水のように出ていき、なくなっていきます。
サロン運営には、主に、家賃(千代田区で82㎡、路面店、駅2分なのでそれなりに高い)、光熱費(特に電気代は、自宅の5~8倍もしてびっくり!)、借入金の返済、仕入代金、広告宣伝費用などが毎月かかります。
また、開業してから1年くらい経って人を雇った後は、給料、厚生年金保険料(会社が半分負担しています)や労災や雇用保険料など、出ていく金額がぐんと上がりました。
税金に関しては、法人税は青色申告の場合は開業時の赤字を最高9年(繰り越し年数は事業開始年度によって異なります)繰り越せるので、支払う必要がなかったのですが、法人都民税などは赤字であっても必ず支払わなければならないので、初めて納付書が届いたときはビビりました!
最低、毎年7万円は払わなければなりません。
また、消費税の納税は、会社設立後2年間は免除されますが、3年目からは年に1回、売り上げによっては年に2回、まとめて支払わなければなりません。
消費税はお客様から預かっているものなので、本当は別の口座でも作ってそこにプールしておけばよいのですが、目の前の出費に追わていると、そうは言ってもなかなかできないものです。
この他にも、もし自分が病気や怪我をしたときに経営者は収入が0になってしまうので、そのための保険に加入したり(経営者は労災や雇用保険には加入できない)、火災保険や家財保険のほかにも「エステ保険」などの特別な保険にも加入したりと、保険料も意外とかかります。
以上のような出費に追われ、開業後しばらくは、想定外の出費にいつもお金が足りるかドキドキしながら、心臓に悪い日々を送っていました。
夜もお金のことを考えだしたら全く眠れず、睡眠不足の日々で、次第に不眠症に・・・。
開業後しばらくは、寿命が確実に10年は縮まったなと思いました。
また、私の場合は一人暮らしをしていたので、サロンにかかる費用以外にも、自宅の家賃や生活費もすべて自分で賄わなければならず、かなりギリギリの苦しい生活だったと思います。
自宅の家賃は、気づいたら1か月半に1回くらい支払うというサイクルに・・・。
決して払えないわけではないけれど、手元の現金が減っていく不安感から、いつの間にかに延滞をしている状況になっていました。
大家さんは高齢の女性で、毎月チェックしていなかったようで、年末になって家族の人がチェックして、私の3ヶ月分くらいの延滞が発覚するという事態になりました(汗)
自分でもそんなに延滞しているとは認識しておらず、指摘された後は深く反省し、すぐに支払いました。
ちなみに、店舗の家賃は10年間一度も延滞したことはありません。
お金がなくても「攻めの姿勢」で進まなければならない!
経営者の金欠状態が、サラリーマン時代の決定的に違うのは、次の給料日まで節約しては待てばなんとかなるというものではないという点です。
サラリーマン時代であれば出費を控えるために、じっとして給料日を待っていれば良かったのですが、経営者にじっとしていることは許されません。
むしろ、売り上げを1円でも多く確保するために、前に進んでいかなければなりません。
その中で、一番頭を悩ますのが、広告宣伝費用です。
経営が苦しい時でも、広告宣伝をしないと、サロンの存在すら知ってもらえない(=集客できない)ので、その費用はなんとか捻出しなければなりません。
今でこそ、長い年数の積み重ねで、あまり費用をかけずにネットや口コミなどで集客できるようになりましたが、開業当初はそれなりの費用をかけて宣伝広告をしない限り全く集客ができなかったのです。
しかし、宣伝広告費というものは、費用をかけたからと言って必ず効果が出るというものではなく、15万円~20万円の広告費用をかけても効果0という媒体もひとつやふたつではありませんでした。
そうは言っても、たとえお金が底ついてきたとしても、サロンの宣伝をあの手この手を使ってやり続けなければなりません。
常に、攻めの姿勢でやり続けない限り、サロンの存続は危ぶまれてしまいます。
エステサロンの集客は、安価な飲食店のように、ふらっと立ち寄ってくれるお客さんはまずいないので、長期戦になるのが一番きついところだと思います。
いつ収穫できるか分からない小さな種を、強い気持ちを持って撒き続けならない忍耐力が不可欠です。
お金がなくても、決して「お金がない」とは言ってはいけない
開業10周年を迎えた今だからこそ、開業当時のお金がなかった時の話をこうしてブログに書くことができますが、当時はどんなに苦しくても周りの人に「お金がない」とは決して言いませんでした。
特に従業員には絶対に言ってはいけないということを、知り合いの経営者の方に言われました。
というのも、お金がないと経営者が言えば、従業員はがんばって稼いでくれるだろうと期待するのは大間違いで、
大体の人は密かに次の転職先を探し始めるそうです(涙)。
現実的に考えればそれは当然のことです。誰も潰れそうな会社になんて居たくありませんよね。
夫婦でも「金の切れ目が縁の切れ目」と言われるくらいなので、会社ならなおさらですね(笑)
そんなわけで、いくら経営がきつくても、決して「お金がない」は禁句です!!
とはいえ、20代という若さで自分のサロンを持った私に対して、従業員や友人にとっては全てが順風満帆にうまく行っているように見えることもあるようで、誤解を受けることもありました。
「現実は、全然そうじゃないんだ!」「見えないところで経営者は苦しんでいるんだ!」という気持ちも少しはありましたが、それよりも売上を作ることの方が私にとってはもっともっと重要なことだったので、何を思われようが、言われようが、全然そんなことは気にならなかったのです。
はげみになったのは・・・
当サロンのお客様でも経営者の方がたくさんいらっしゃるのですが、その方々のお話を聞いていると、多くの人が
「一度は挫折を経験したり、お金に苦労した時代があった」
と話してくださいます。
個人的な内容なので詳しくは話せませんが、損失額が数千万~数億円!?・・・というものすごい金額ものだったり、中には、だまされて数千万円失った・・・など、信じられないような話を笑い話としてしてくれたのは、私にとって大きな励みになっていたと思います。
また、一番はげみになったのはサロンに来てくれるお客様でした。
新規で来てくださったお客様には、「よくぞ、うちのサロンを見つけてくださいました!!」という気持ちで、「絶対に満足させて、リピートしてもらいたい!」という気持ちは本当に強かったと思います。
オーナーセラピストと雇われセラピストの違いは、技術の差よりも、気持ちの強さや情熱の違いが一番大きいと思います。
オーナーセラピストの方が、リピート率が高くなるのもそのためだと思います。
背負っているものが大きければ(=借金があれば)、なおさら必死になってがんばるのは当然です。
人は追い込まれたときにこそ、本当の力を発揮できるというのも、お金がないときに感じたことのひとつです。
また、お客様がひとりも来ないような暇な日に、リピーターのお客様からの予約の電話は、
神様が君臨してくださった!
と思って拝みたいほどでした。
本当に「お客様は神様」なのか?という論争がありますが、決して全てのお客様は神様ではないと思います。
しかし、自分が苦しいときに来てくださるお客様は、「神様が自分の前に舞い降りて助けてくれた」と自然に思えるので、そういうお客様は本当に神様に思えます。
最終的には、ポジティブに前に進む気持ちが大事
お金がない時に最終的に一番大事なのは、失敗や損をしてもすぐに忘れて、常に前に進むことだと思います。
失敗したときに何よりも一番自分を苦しめるのは、失敗したことを悔やんで、いつまでも自分を責め続けたり、後悔することだと思います。
もちろん、会社は利益が出せないと存続できないので、利益を出すために次の手を考えることは大事です。
独立開業で必ず全ての人が避けて通れないお金の問題・・・
最終的には「絶対になんとかなる、なんとかしてやる!」とポジティブに前に進んでいく強い気持ちが何より大事だと思います。
アンリュミエール 保戸塚 優美
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せっかく始めたサロンもクーポンサイト頼みの集客で、客単価は下がるばかり…。
効率の良い集客方法は??どうしたらリピート率が上がる??
そんな、サロン経営の悩みをお持ちのサロンオーナー様の問題を解決するマンツーマンのコンサルティングを行っています。
あなたも、クーポンサイトに頼らない集客で、リピート率の高い、高級サロンを目指しませんか?
これからサロンを開業したいという方、すでに開業したけれど経営が立ち行かず困っているという方におすすめです。
エステサロン経営歴11年、現役セラピスト保戸塚優美の経営・独立開業支援のコンサルティングを受けてみませんか?
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★エステサロン経営・開業10年を振り返るブログの過去の記事★
3年で9割のサロンは潰れる!?あなたはそれでも開業しますか?
エステサロン独立開業|立地の重要性~腕がよくても失敗する理由~
ホテルスパとその他のスパ・エステサロンの違いは?働くならどっち?
創業(事業)計画書の書き方|エステサロン独立開業ブログ
こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
大好評の「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズ。
15回目の今日は、金融機関から融資を受けるために不可欠な「創業(事業)計画書」の書き方を大公開します!
10年前に書いた創業計画書を発見!
今から約10年前、アンリュミエールがオープンする2ヶ月前の2007年8月に、政策金融公庫から融資を受けるために書いた「創業計画書」のファイルを古いUSBメモリの中から見つけ出しました!
ということで、書き方のノウハウというよりも、私が実際に何と書いて融資を満額受けられたか?ということを大公開したいと思います。
創業計画書を見るのは実に10年ぶりです。
10年経った今、自分が書いた創業計画書を見て思うことは・・・
・創業計画書通りに全然いってないじゃん!!
・こんなに利益でるわけないじゃん!!
・こんな夢物語のような創業計画書で審査に通るんだな。
というのが、率直な感想です(笑)
つまり、創業計画書の内容が起業後の経営で実現できるかどうかなんて、書いた本人はもちろん、審査する側の誰にも分からないのです!!
店舗やサロンの経営がなんて、蓋を開けてみるまでは全く分からないのです。
いくら創業計画書が完璧であっても、実際の経営が計画書通りに進むということは、
まずありえない!!
と思っていた方が、いいかもしれません。
私は、創業計画書に何と書いたか?
以前のブログ(エステサロンの独立開業資金の調達方法)でも書いたように、私は開業資金の大半を政策金融公庫から借り入れました。
政策金融公庫の創業計画書のフォーマットは、ホームページから簡単にダウンロードできるのですが、↑の画像がその一部です。
私の場合、アピールしたいことがたくさんあった(いっぱい書いた方が印象が良いかもと思った)ので、このフォーマットではなく、wordで5ページにわたる創業計画書を作成しました。
量が多いから良いというわけではないのですが、自分の創業への熱い思いを伝えるためです。
1.創業の動機は?
まず、1 創業の動機(創業されるのは、どのような目的、動機からですか。)
は、一番大事な部分だと思います。
動機として書いた内容が、その後実際はどうだったかを青字で書きます。
動機1.留学したフランスの専門学校や研修先のエステティックサロン、また帰国後に勤務したホテルオークラのスパで学んだ美容や健康に関する知識や技術、そして接客技術、マーケティング知識を生かして、よりお客様に喜ばれ、そして自分の理想とするエステティックサロンを開業したいと思ったから。
→その後もその通りだったと思います。
動機2.千代田区麹町の麹町駅、及び半蔵門駅近くの良い立地に店舗物件が見つかったため。
→その後もその通りだったと思います。この場所で開業しました。
動機3.勤務先のホテルオークラ東京内のスパの指名客の来店が見込めるため。
→ホテルの顧客情報の持ち出しは禁止のため、来店していただくことはできず、0からのスタートとなりました。
(たまたまオープン後に店の前を通りかかった、ホテル時代のお客様1人だけは今でもいらしています。)
動機4.知人の〇〇社からの顧客の紹介、およびPR活動の協力を得られたため。(顧客名簿数1,800名)
→〇〇社とのエリアや業種の違い、その他諸事情により、結局PR活動の協力は得られず・・・。
動機5.知人が経営する化粧品メーカー、〇〇社開発の業務用化粧品、および店頭販売用化粧品の仕入れが有利にできるため。
→最初はこのメーカーの一部化粧品を使うも、コンセプトの違いや製品数が少なかったため、早い段階で取引が終わりました。そして、この会社はその後潰れてしまいました。
動機6.友人からエステティック機械「インディバ」(スペイン製で350万円相当の高周波の温熱機器、ヨーロッパでは主にクリニックで使用)を譲り受けたため。
→その後もその通りだったと思います。友人には感謝です。インディバの価格が350万円かどうかは不明です。この金額は定価であって、実際はもう少し安い気がします!
7.ホテルオークラ東京勤務時代の元同僚が、当エステティックサロンのオープンに関して協力してくれ、また今後もスタッフとして勤務してくれるため。
→オープン当初、アルバイトとして手伝ってくれたのですが、結局は3カ月くらいの短期間でした。
実際のところ、動機となっていたはずのこと約半分の項目が、サロンのオープン後に頓挫してしまっていたことが分かりました。
創業計画書は、あくまでも計画ということで・・・
計画段階で書けることがあれば、たくさん書いておいた方がいいと思います。
2.経営者の略歴等
ここは、自分の略歴をそのまま書きました。
また「事業経験」は、
1.フランスのエステティック専門学校にてCIDESCOインターナショナル資格(エステティックとコスメティックの国際資格)を取得。
1年間のサロン研修を経験。その他、スウェディッシュマッサージ、ネイルの資格等取得。
2.ホテルオークラ東京のスパに約2年間勤務。平成19年8月退職予定。
1.に「ネイルの資格取得」と書いていますが、フランスの某マニュキュアメーカーの少し勉強すれば誰でも取れる資格なので、事業経験として書いてもいいものかと思うほどです(笑)
どうして書いたかと言うと、この後の「取扱いの商品・サービス」の欄で、ネイルのサービスを取り合えず入れて、サービス内容が充実しているように見せたのかもしれません。
ちなみに、ネイルサービスは10年経っても提供していませんし、今後も提供する予定はありません!
3.取扱いの商品・サービスの内容とセールスポイント
まず取り扱い商品と、その単価を書きました。単価を書いたのは、おそらく「記入の見本」にそう書いてあったから真似して書いたのだと思います。
◆取扱いの商品・サービス◆
1.ボディトリートメント(価格5千円~2万円)
・オイルマッサージ(スウェディッシュ、アロマテラピー等)
・リフレクソロジー
・スキャルプ(頭皮)マッサージ
2.フェイシャルトリートメント(価格8千円~2万円)
3.エステティック機械「インディバ」によるトリートメント(価格8千円~2万円)
4.化粧品販売(価格3千円~2万円)
5.ネイルサービス(価格千円~1万円)
5のネイル以外は、今もやっています。価格は下限がやや安めに書いていますが、だいたいあっています。
◆セールスポイント◆
1.予定店舗が、東京メトロ有楽町線、麹町駅徒歩2分、また半蔵門線、半蔵門駅徒歩6分という好立地であること。
2.スウェディッシュマッサージ(少量のオイルを使い、表層の筋群だけでなく、深部の筋組織まで刺激を与えてしっかり揉みほぐすスタイルが特徴)をメインに、リラクゼーション効果の高いアロマテラピーを組み合わせたトリートメントを提供する。
3.「予防美容(プリヴェンティヴ ビューティ」をテーマに、エステティック機器「インディバ」を使って、健康維持や病気予防を目的としたトリートメントを提供し、中高年層が通い易いサロン作りをする。
4.無理な勧誘やローン契約を行わず、明朗な料金体制を設定し、誰もが安心して通えるサロンにする。
5.スタッフ全員が高いホスピタリティマインドを維持し、ひとりひとりの顧客に対し、丁寧で親身なカウンセリングを行い、それぞれの顧客に合わせたトリートメントを行う。
と書いています。まず一番最初に立地のことを書いたのが、意外でした。普通はトリートメント内容のセールスポイントの方が大事かと思いますが・・・。
内容的には、さほど特徴的なことは書いておらず、「平凡なセールスポイントだな」というのが正直な感想です(笑)
他のサロンがやっていない画期的なトリートメントがあるわけでもなく、とても「マネーの虎」で投資してもらえるような、おもしろいこともありません。
しかし、それでもOKということです。何も珍しいことや誰もやっていないことを始めることが起業ではないのです。
4.取引先、仕入関係等
<販売先> 一般個人(周辺住民、有楽町線・半蔵門線沿線居住者)
<仕入先>は、インディバジャパンと動機1で書いた、のちに潰れた化粧品会社名を書いています。
販売先は、周辺住民と沿線の居住者と書いていますが、実際はもっと広範囲です。
近所の方が半数、残りは東京、神奈川、埼玉、千葉の順に多いです。また、それ以外の地域からもたくさんのお客様に来ていただいています。
その他・・・
5.従業員は私と、アルバイト2人。
6.借り入れの状況は「なし」でした。
それ以降の7.必要な資金と調達方法、8.事業の見通し(月平均)の欄については、また別の機会に詳しくご紹介できればと思います。
それにしても、創業(事業)計画書って結構適当ですね(笑)
私の場合は、計画段階と開業後に違う点が多くて、驚きました。
融資を申し込む段階では、開業後の経営状況なんて未知の世界です。
ときどき、起業した人に向けて書いたブログなどで、「開業時の創業(起業)計画書をときどき見直して、初心に戻ると良い」と書いてありますが、私の場合は創業計画書の内容が現在とあまりにもかけ離れているので、あまり意味がない気がします。
計画通りにいかない、思い通りにいかない、どうなるのか分からないのが、経営というものだとつくづく感じます。
そういう意味では、創業(事業)計画書のNGな内容=融資が受けられない内容というのはどういうものなのかと疑問に思います。
今日は書いていない部分、例えば自己資金が少なすぎるといった点が影響するのではないかと思います。
あまりにも事業内容が突拍子もない非現実的な事業内容だったりするのもNGだったりするのでしょうか??
ちなみに、創業(事業)計画書の記入の仕方は、政策金融公庫の相談窓口で予約を取れば、専門の方からアドバイスを受けることができます。
私は相談には行きませんでしたが、申し込み書類を取りに行った時や面談の時に、公庫の窓口の方はみんな親切で、新規事業を始めたいという人を応援してくれる姿勢だと感じたので、まずは窓口で相談してみるのも良いと思います。
提出する前に、一度作成したものを見てもらうのがベストだと思います。
まだ、すぐに独立をしたいわけではないけれど・・・という人も事業計画書を書くだけで、少しだけ夢が近づくかもしれません。
ホームページからダウンロードして、一度書いてみるのもおもしろいかもしれませんね。
ぜひ、書いてみてください!
アンリュミエール 保戸塚 優美
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ホテルスパとその他のスパ・エステサロンの違いは?働くならどっち?
ホテルスパとその他のスパ・エステサロンの違いは?働くならどっち?
こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
「エステサロン独立開業ブログ」シリーズを多くの方、あまりエステサロンに縁のない方(例えば私の男性の知人のその友達や元スタッフの旦那様とか)にも読んでいただいているようで光栄です!
エステ業界のみならず、他の業種や分野で独立を考えている方にも、このブログがご参考になれば幸いです。
さて今日は、エステサロンの独立開業と話題は少し離れるのですが、「ホテルスパと、その他のサロンの違いを知りたい!」というリクエストをいただいたので、それについてお答えします。
ホテルスパの就職は難しい??
まずは私のホテルスパ勤務時代の話から・・・
私はフランスのエステの専門学校を卒業後の2005年9月にホテルオークラ東京のスパに就職しました。本館のスパだったので、今は建て替え中でもうありません。
ホテルスパに専門学校を卒業したばかりの未経験者が採用されることは珍しいのですが、履歴書を提出してからすでに1か月が過ぎたころ、たまたま辞める人がもう一人増えて欠員が出たために、私に連絡が来たようでした。
タイミングが良かったようで、ラッキーでした!
一般的に、外資系やグレードの高いホテルスパの求人は、人気が高く就職するのが難しいと言われています。
しかし!!!
最近は、業界全体が人手不足なのと、インバウンドが激増していることもあって、以前ほどは難しくないようです。
新しくオープンした都内の某高級ホテルのスパマネージャーの知人が、「経験者がなかなか採用できなくて、オープンメンバー5人のうち、2人は未経験者だ。経験者の応募が少ない・・・」と言っていました。
今、日本の各地で高級ホテルの建設ラッシュなので、場所を選ばなければ就職自体は以前ほどは難しくないかもしれません。
ホテルスパとその他のサロンとの違い
ホテルスパとその他のサロンは異なる点がたくさんあるので、挙げてみようと思います。
ホテルスパの特徴
・宿泊客の利用がメイン
・施設が広く(豪華なところも多く)、ジャグジーやサウナなどの温浴施設が充実している
・リラクゼーション系のコースが人気
・オールハンドのトリートメントがメインで、機械を使わないことが多い
・宿泊者の当日予約が多い
・価格が比較的高い
・化粧品を購入する人が少ない
・高級なオイルや化粧品を使用しているところが多い
・男性客の利用も多い
・外国人客が多い
・定期的に通うお客様は少ない(メンバー制のフィットネスクラブなどに併設している場合は別)
・非日常的な贅沢を求めて来るお客様が多い
・ペアルームがあるところが多い
・休日が忙しい
・時々、有名人が来る!
などがあると思います。
一番の違いは、お客様の大半が宿泊者という点だと思います。
一方、ホテル以外のスパやエステサロンを一括りにして特徴や違いを説明するのは難しいのですが、来店の目的が「宿泊とセット」でというわけではないので、「美容や健康の悩みを改善したい」といった目的を持って、トリートメント内容を吟味して来店される方が多いと思います。
また、エステサロンでは機械を使用したトリートメントも多く、化粧品の販売なども積極的に行っている店舗が多いと思います。
ホテルのスパでは、化粧品を購入する人は少なく、定期的にビジターで通う人もそれほど多くありません。
仕事内容の違いや、求められる能力は?
セラピストとしての仕事内容、そして求められる能力も、ホテルスパとその他のサロンでは異なる点があります。
まずホテルスパでは、英語能力が必要です。私が働いていた12,13年前はさほど外国人も多くなかったので、レセプショニストは完璧な英語力が求められましたが、それ以外は少しできればなんとかなるといった状況でした。
しかし、今はインバウンドが非常に増えているので、シティホテルのスパはもちろん、温泉などのリゾート地でも英語力が必要不可欠になっていると思います。
また、ホテルスパでは、入社後の1年は必ずレセプショニストをやらなければならないというところも多いようです。
仕事内容の大きな違いは、ホテルスパの場合、ロッカールームや浴場などの施設の維持管理や清掃の仕事が多いという点が挙げられると思います。
セラピストは施術に入るだけで、その他の業務は分業されているホテルスパもあるかもしれませんが、営業時間中のこまめな維持管理はセラピストがその都度行うというスパも多いと思います。
もちろん、本格的な清掃は専門の人が夜間や早朝に行います。
また、私が勤務していたホテルでは、トイレの手洗い場をお客様が使用するたびに、専用のタオルで水滴を拭くように指導されていたので大変でした。
シャワーブースも同じように、お客様が使用するたびにタオルで床から壁、シャワーを客室の浴室のように拭きあげていました。
ロッカールームのゴミ箱も、たとえゴミが少ししか捨てられていなくても、ひとりのお客様が使用するたびにゴミを回収していました。
その他にも、タオルのロゴがそろっているかをチェックしてまわったり、食器やシンクの消毒なども徹底されていて、毎日行っていました。
ホテルはとにかくマニュアルやチェックリストが多いと思います。
それによって、安定したクオリティやクリンネスを保っている部分もあるのですが、慣れるまでは大変です。
ハンドマッサージの施術に関しては、それぞれのサロンによっても違いがあるので、ホテルとそれ以外のサロンでという点では、あまり大きな違いはないと思います。
ただ、ホテルスパの場合、男性客や体の大きな外国人が多いので、女性セラピストには体力的に大変なこともあります。
特にベッドの高さを変えられないところはとてもやりにくく、施術者の腰などへ負担も大きくなるので、履歴書を送る前にベッドをチェックしておくのはとても大切なことだと思います。
勤務時間や休日は?
勤務時間や休日は、ホテルスパとそれ以外ででは大きく異なると思います。
ホテルスパはお正月休みやお盆休みといったみんなが休んでいる時が繁忙期です。そのため、セラピストの休日は平日がメインになります。
また、勤務時間もチェックインの14:00頃~夜10:00までというシフトがメインのスパもあるので、夜型の生活を覚悟する必要があります。
逆に、施術の予約は午後からしか受け付けていないスパでも、朝7時くらいから温浴施設は利用できるようなところの場合は、早朝のシフトが組み込まれる場合もあります。
ホテルという施設自体が24時間営業なので、柔軟な勤務時間やシフトを求められるのは仕方のないことかもしれません。
ホテルスパの方が技術力やサービスが優れているのか?
今回このブログのリクエストをいただいた人から、
「ホテルのスパの方が技術力や接客サービスが優れているのか?」という質問があったのですが、価格が高い分、スタッフの配置が多かったり、時間に余裕を持って予約を入れたりするので、サービスのクオリティは高くなるかもしれません。
また、使用するオイルや化粧品を上質なものを使用しているスパが多いので、その点では優れている場合も多いかもしれません。(もちろん、ホテル以外のサロンも上質な化粧品を使用しているところもたくさんあります。)
他にも、ホテルスパの内装は豪華で施設も充実しているので、気分的も居心地の良さを感じ、良いサービスを受けている気分になりやすいと思います。
しかし、最近はホテル以外のサロンでも接客マナーはトレーニングされているところが多いので、高級ホテルスパだけが感動のサービスを提供できるかと言えば、そうでもないかもしれません。
ただ、何か起こった時の対応力や、クレーム処理力のようなものはホテルは慣れているので、その点では優れていると思います。
技術力や接客力に関してはセラピストそれぞれの力量によるものが大きいと思います。
どこのサロンでも同じだと思いますが、指名や売上の多いセラピストと、そうでないセラピストがいると思います。
技術力や接客力は、教育やトレーニングである程度、一定のレベルまでに到達させることは可能だと思いますが、それぞれのセラピストの潜在的な能力や努力、キャラクターによる部分も大きいと思います。
ただホテルスパの場合、宿泊客やポータルサイトに掲載されたお得なプランでの来客も多く、リピーターになる潜在顧客が少ない分、個々のセラピストの実力差が表明化しにくいかもしれません。
独立開業する場合、有利なのは?
将来、独立開業したい場合は、ホテルスパとそれ以外のスパで勤務するのはどちらが良いのでしょうか?
私の場合はホテルのスパでしか働いたことがなかったので、自分で独立開業したときに、様々な点で苦労を強いられました。
ホテルスパ時代は、宿泊客がメインなので集客の必要もなく、またリピーターを獲得する努力もする必要がありませんでした。
また、ポータルサイトに載っているような「都内豪華ホテルスパプラン」の利用客は、非日常的なたまの贅沢を求めて来店する人がほとんどなので、リピートする人はまれです。
そのため、ホテルスパのセラピストは、リピートしていただくためのアフターカウンセリングや日々のスキンケアアドバイスをするといった能力があまり求められないと思います。
旅先やビジネス利用で宿泊したホテルのスパで、詳しい化粧品や日々のスキンケアの説明を受けたり、今後のトリートメントの計画を提案されても、お客様は困ってしまうと思います。
逆に当店のようなサロンは、このようなアフターフォロー的な業務や顧客とのコミュニケーションがリピーター確保のためにとても重要になってきます。
店舗によっては、化粧品の販売能力も求められます。
この点は、ホテルスパとの大きな違いと感じています。
リピート客を確保する難しさは、ホテルスパ時代には想像できなかったのですが、独立後はこのことばかりを考えるようになったと思います。
独立する場合、前のサロンのお客様に、新たに独立開業した新しい自分のサロンに来てもらうという点では、ホテルスパでは大変難しいと思います。
顧客情報の持ち出しが禁止されているという点はホテル以外のサロンも同じだと思いますが、ホテルのスパ利用客がリピーターだったとしても、ホテル自体やスパの施設を気に入って来店している人も多いので、いきなり個人のサロンへ来てもらうというのはとてもハードルが高いのです。
たとえ、どのサロンで働いていたとしても、顧客を獲得するという点では、0からのスタートと考えて独立した方が良いと思います。
まとめ
ホテルスパとその他のサロン、それぞれに特徴や違いがあり、セラピストとして働く上でもメリット、デメリットがあると思います。
自分の能力を活かせるのはどこなのか、自分の将来につながるのはどこなのか、また自分の生活スタイルに合ったサロンはどこなのか・・・
など、さまざまな角度から検討して、自分にぴったり合ったサロンで働けるのが理想だと思います。
アンリュミエール 保戸塚 優美
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