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創業(事業)計画書の書き方|エステサロン独立開業ブログ

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こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。
大好評の「サロン経営・開業10年を振り返るブログ」シリーズ。
15回目の今日は、金融機関から融資を受けるために不可欠な「創業(事業)計画書」の書き方を大公開します!


10年前に書いた創業計画書を発見!

今から約10年前、アンリュミエールがオープンする2ヶ月前の2007年8月に、政策金融公庫から融資を受けるために書いた「創業計画書」のファイルを古いUSBメモリの中から見つけ出しました!
ということで、書き方のノウハウというよりも、私が実際に何と書いて融資を満額受けられたか?ということを大公開したいと思います。

創業計画書を見るのは実に10年ぶりです。
10年経った今、自分が書いた創業計画書を見て思うことは・・・

・創業計画書通りに全然いってないじゃん!!
・こんなに利益でるわけないじゃん!!
・こんな夢物語のような創業計画書で審査に通るんだな。

というのが、率直な感想です(笑)
つまり、創業計画書の内容が起業後の経営で実現できるかどうかなんて、書いた本人はもちろん、審査する側の誰にも分からないのです!!
店舗やサロンの経営がなんて、蓋を開けてみるまでは全く分からないのです。

いくら創業計画書が完璧であっても、実際の経営が計画書通りに進むということは、
まずありえない!!
と思っていた方が、いいかもしれません。


私は、創業計画書に何と書いたか?

創業計画書1

以前のブログ(エステサロンの独立開業資金の調達方法)でも書いたように、私は開業資金の大半を政策金融公庫から借り入れました。
政策金融公庫の創業計画書のフォーマットは、ホームページから簡単にダウンロードできるのですが、↑の画像がその一部です。

私の場合、アピールしたいことがたくさんあった(いっぱい書いた方が印象が良いかもと思った)ので、このフォーマットではなく、wordで5ページにわたる創業計画書を作成しました。
量が多いから良いというわけではないのですが、自分の創業への熱い思いを伝えるためです。


1.創業の動機は?

まず、1 創業の動機(創業されるのは、どのような目的、動機からですか。)
は、一番大事な部分だと思います。
動機として書いた内容が、その後実際はどうだったかを青字で書きます。

動機1.留学したフランスの専門学校や研修先のエステティックサロン、また帰国後に勤務したホテルオークラのスパで学んだ美容や健康に関する知識や技術、そして接客技術、マーケティング知識を生かして、よりお客様に喜ばれ、そして自分の理想とするエステティックサロンを開業したいと思ったから。
→その後もその通りだったと思います。

動機2.千代田区麹町の麹町駅、及び半蔵門駅近くの良い立地に店舗物件が見つかったため。
→その後もその通りだったと思います。この場所で開業しました。

動機3.勤務先のホテルオークラ東京内のスパの指名客の来店が見込めるため。
→ホテルの顧客情報の持ち出しは禁止のため、来店していただくことはできず、0からのスタートとなりました。
(たまたまオープン後に店の前を通りかかった、ホテル時代のお客様1人だけは今でもいらしています。)

動機4.知人の〇〇社からの顧客の紹介、およびPR活動の協力を得られたため。(顧客名簿数1,800名)
→〇〇社とのエリアや業種の違い、その他諸事情により、結局PR活動の協力は得られず・・・。

動機5.知人が経営する化粧品メーカー、〇〇社開発の業務用化粧品、および店頭販売用化粧品の仕入れが有利にできるため。
→最初はこのメーカーの一部化粧品を使うも、コンセプトの違いや製品数が少なかったため、早い段階で取引が終わりました。そして、この会社はその後潰れてしまいました。

動機6.友人からエステティック機械「インディバ」(スペイン製で350万円相当の高周波の温熱機器、ヨーロッパでは主にクリニックで使用)を譲り受けたため。
→その後もその通りだったと思います。友人には感謝です。インディバの価格が350万円かどうかは不明です。この金額は定価であって、実際はもう少し安い気がします!

7.ホテルオークラ東京勤務時代の元同僚が、当エステティックサロンのオープンに関して協力してくれ、また今後もスタッフとして勤務してくれるため。
→オープン当初、アルバイトとして手伝ってくれたのですが、結局は3カ月くらいの短期間でした。

実際のところ、動機となっていたはずのこと約半分の項目が、サロンのオープン後に頓挫してしまっていたことが分かりました。
創業計画書は、あくまでも計画ということで・・・
計画段階で書けることがあれば、たくさん書いておいた方がいいと思います。


2.経営者の略歴等

ここは、自分の略歴をそのまま書きました。
また「事業経験」は、

1.フランスのエステティック専門学校にてCIDESCOインターナショナル資格(エステティックとコスメティックの国際資格)を取得。
1年間のサロン研修を経験。その他、スウェディッシュマッサージ、ネイルの資格等取得。

2.ホテルオークラ東京のスパに約2年間勤務。平成19年8月退職予定。

1.に「ネイルの資格取得」と書いていますが、フランスの某マニュキュアメーカーの少し勉強すれば誰でも取れる資格なので、事業経験として書いてもいいものかと思うほどです(笑)
どうして書いたかと言うと、この後の「取扱いの商品・サービス」の欄で、ネイルのサービスを取り合えず入れて、サービス内容が充実しているように見せたのかもしれません。
ちなみに、ネイルサービスは10年経っても提供していませんし、今後も提供する予定はありません!


3.取扱いの商品・サービスの内容とセールスポイント

まず取り扱い商品と、その単価を書きました。単価を書いたのは、おそらく「記入の見本」にそう書いてあったから真似して書いたのだと思います。

◆取扱いの商品・サービス◆

1.ボディトリートメント(価格5千円~2万円)
・オイルマッサージ(スウェディッシュ、アロマテラピー等)
・リフレクソロジー
・スキャルプ(頭皮)マッサージ
2.フェイシャルトリートメント(価格8千円~2万円)
3.エステティック機械「インディバ」によるトリートメント(価格8千円~2万円)
4.化粧品販売(価格3千円~2万円)
5.ネイルサービス(価格千円~1万円)

5のネイル以外は、今もやっています。価格は下限がやや安めに書いていますが、だいたいあっています。

◆セールスポイント◆

1.予定店舗が、東京メトロ有楽町線、麹町駅徒歩2分、また半蔵門線、半蔵門駅徒歩6分という好立地であること。

2.スウェディッシュマッサージ(少量のオイルを使い、表層の筋群だけでなく、深部の筋組織まで刺激を与えてしっかり揉みほぐすスタイルが特徴)をメインに、リラクゼーション効果の高いアロマテラピーを組み合わせたトリートメントを提供する。

3.「予防美容(プリヴェンティヴ ビューティ」をテーマに、エステティック機器「インディバ」を使って、健康維持や病気予防を目的としたトリートメントを提供し、中高年層が通い易いサロン作りをする。

4.無理な勧誘やローン契約を行わず、明朗な料金体制を設定し、誰もが安心して通えるサロンにする。

5.スタッフ全員が高いホスピタリティマインドを維持し、ひとりひとりの顧客に対し、丁寧で親身なカウンセリングを行い、それぞれの顧客に合わせたトリートメントを行う。

と書いています。まず一番最初に立地のことを書いたのが、意外でした。普通はトリートメント内容のセールスポイントの方が大事かと思いますが・・・。

内容的には、さほど特徴的なことは書いておらず、「平凡なセールスポイントだな」というのが正直な感想です(笑)
他のサロンがやっていない画期的なトリートメントがあるわけでもなく、とても「マネーの虎」で投資してもらえるような、おもしろいこともありません。
しかし、それでもOKということです。何も珍しいことや誰もやっていないことを始めることが起業ではないのです。


4.取引先、仕入関係等

<販売先> 一般個人(周辺住民、有楽町線・半蔵門線沿線居住者)
<仕入先>は、インディバジャパンと動機1で書いた、のちに潰れた化粧品会社名を書いています。

販売先は、周辺住民と沿線の居住者と書いていますが、実際はもっと広範囲です。
近所の方が半数、残りは東京、神奈川、埼玉、千葉の順に多いです。また、それ以外の地域からもたくさんのお客様に来ていただいています。


その他・・・

5.従業員は私と、アルバイト2人。
6.借り入れの状況は「なし」でした。

それ以降の7.必要な資金と調達方法8.事業の見通し(月平均)の欄については、また別の機会に詳しくご紹介できればと思います。

それにしても、創業(事業)計画書って結構適当ですね(笑)
私の場合は、計画段階と開業後に違う点が多くて、驚きました。
融資を申し込む段階では、開業後の経営状況なんて未知の世界です。

ときどき、起業した人に向けて書いたブログなどで、「開業時の創業(起業)計画書をときどき見直して、初心に戻ると良い」と書いてありますが、私の場合は創業計画書の内容が現在とあまりにもかけ離れているので、あまり意味がない気がします。
計画通りにいかない、思い通りにいかない、どうなるのか分からないのが、経営というものだとつくづく感じます。

そういう意味では、創業(事業)計画書のNGな内容=融資が受けられない内容というのはどういうものなのかと疑問に思います。
今日は書いていない部分、例えば自己資金が少なすぎるといった点が影響するのではないかと思います。
あまりにも事業内容が突拍子もない非現実的な事業内容だったりするのもNGだったりするのでしょうか??

ちなみに、創業(事業)計画書の記入の仕方は、政策金融公庫の相談窓口で予約を取れば、専門の方からアドバイスを受けることができます。
私は相談には行きませんでしたが、申し込み書類を取りに行った時や面談の時に、公庫の窓口の方はみんな親切で、新規事業を始めたいという人を応援してくれる姿勢だと感じたので、まずは窓口で相談してみるのも良いと思います。
提出する前に、一度作成したものを見てもらうのがベストだと思います。

まだ、すぐに独立をしたいわけではないけれど・・・という人も事業計画書を書くだけで、少しだけ夢が近づくかもしれません。
ホームページからダウンロードして、一度書いてみるのもおもしろいかもしれませんね。
ぜひ、書いてみてください!

アンリュミエール 保戸塚 優美

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