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ホテルスパとその他のスパ・エステサロンの違いは?働くならどっち?

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こんにちは。千代田区麴町のオーガニックエステサロン、アンリュミエールの保戸塚です。

「エステサロン独立開業ブログ」シリーズを多くの方、あまりエステサロンに縁のない方(例えば私の男性の知人のその友達や元スタッフの旦那様とか)にも読んでいただいているようで光栄です!
エステ業界のみならず、他の業種や分野で独立を考えている方にも、このブログがご参考になれば幸いです。

さて今日は、エステサロンの独立開業と話題は少し離れるのですが、「ホテルスパと、その他のサロンの違いを知りたい!」というリクエストをいただいたので、それについてお答えします。


ホテルスパの就職は難しい??

まずは私のホテルスパ勤務時代の話から・・・
私はフランスのエステの専門学校を卒業後の2005年9月にホテルオークラ東京のスパに就職しました。本館のスパだったので、今は建て替え中でもうありません。

ホテルスパに専門学校を卒業したばかりの未経験者が採用されることは珍しいのですが、履歴書を提出してからすでに1か月が過ぎたころ、たまたま辞める人がもう一人増えて欠員が出たために、私に連絡が来たようでした。
タイミングが良かったようで、ラッキーでした!

一般的に、外資系やグレードの高いホテルスパの求人は、人気が高く就職するのが難しいと言われています。

しかし!!!
最近は、業界全体が人手不足なのと、インバウンドが激増していることもあって、以前ほどは難しくないようです。
新しくオープンした都内の某高級ホテルのスパマネージャーの知人が、「経験者がなかなか採用できなくて、オープンメンバー5人のうち、2人は未経験者だ。経験者の応募が少ない・・・」と言っていました。
今、日本の各地で高級ホテルの建設ラッシュなので、場所を選ばなければ就職自体は以前ほどは難しくないかもしれません。


ホテルスパとその他のサロンとの違い

ホテルスパとその他のサロンは異なる点がたくさんあるので、挙げてみようと思います。

ホテルスパの特徴
・宿泊客の利用がメイン
・施設が広く(豪華なところも多く)、ジャグジーやサウナなどの温浴施設が充実している
・リラクゼーション系のコースが人気
・オールハンドのトリートメントがメインで、機械を使わないことが多い
・宿泊者の当日予約が多い
・価格が比較的高い
・化粧品を購入する人が少ない
・高級なオイルや化粧品を使用しているところが多い
・男性客の利用も多い
・外国人客が多い
・定期的に通うお客様は少ない(メンバー制のフィットネスクラブなどに併設している場合は別)
・非日常的な贅沢を求めて来るお客様が多い
・ペアルームがあるところが多い
・休日が忙しい
・時々、有名人が来る!
などがあると思います。

一番の違いは、お客様の大半が宿泊者という点だと思います。

一方、ホテル以外のスパやエステサロンを一括りにして特徴や違いを説明するのは難しいのですが、来店の目的が「宿泊とセット」でというわけではないので、「美容や健康の悩みを改善したい」といった目的を持って、トリートメント内容を吟味して来店される方が多いと思います。
また、エステサロンでは機械を使用したトリートメントも多く、化粧品の販売なども積極的に行っている店舗が多いと思います。
ホテルのスパでは、化粧品を購入する人は少なく、定期的にビジターで通う人もそれほど多くありません。


仕事内容の違いや、求められる能力は?

セラピストとしての仕事内容、そして求められる能力も、ホテルスパとその他のサロンでは異なる点があります。

まずホテルスパでは、英語能力が必要です。私が働いていた12,13年前はさほど外国人も多くなかったので、レセプショニストは完璧な英語力が求められましたが、それ以外は少しできればなんとかなるといった状況でした。
しかし、今はインバウンドが非常に増えているので、シティホテルのスパはもちろん、温泉などのリゾート地でも英語力が必要不可欠になっていると思います。
また、ホテルスパでは、入社後の1年は必ずレセプショニストをやらなければならないというところも多いようです。

仕事内容の大きな違いは、ホテルスパの場合、ロッカールームや浴場などの施設の維持管理や清掃の仕事が多いという点が挙げられると思います。
セラピストは施術に入るだけで、その他の業務は分業されているホテルスパもあるかもしれませんが、営業時間中のこまめな維持管理はセラピストがその都度行うというスパも多いと思います。
もちろん、本格的な清掃は専門の人が夜間や早朝に行います。

また、私が勤務していたホテルでは、トイレの手洗い場をお客様が使用するたびに、専用のタオルで水滴を拭くように指導されていたので大変でした。
シャワーブースも同じように、お客様が使用するたびにタオルで床から壁、シャワーを客室の浴室のように拭きあげていました。
ロッカールームのゴミ箱も、たとえゴミが少ししか捨てられていなくても、ひとりのお客様が使用するたびにゴミを回収していました。
その他にも、タオルのロゴがそろっているかをチェックしてまわったり、食器やシンクの消毒なども徹底されていて、毎日行っていました。

ホテルはとにかくマニュアルやチェックリストが多いと思います。
それによって、安定したクオリティやクリンネスを保っている部分もあるのですが、慣れるまでは大変です。

ハンドマッサージの施術に関しては、それぞれのサロンによっても違いがあるので、ホテルとそれ以外のサロンでという点では、あまり大きな違いはないと思います。
ただ、ホテルスパの場合、男性客や体の大きな外国人が多いので、女性セラピストには体力的に大変なこともあります。
特にベッドの高さを変えられないところはとてもやりにくく、施術者の腰などへ負担も大きくなるので、履歴書を送る前にベッドをチェックしておくのはとても大切なことだと思います。


勤務時間や休日は?

勤務時間や休日は、ホテルスパとそれ以外ででは大きく異なると思います。
ホテルスパはお正月休みやお盆休みといったみんなが休んでいる時が繁忙期です。そのため、セラピストの休日は平日がメインになります。
また、勤務時間もチェックインの14:00頃~夜10:00までというシフトがメインのスパもあるので、夜型の生活を覚悟する必要があります。
逆に、施術の予約は午後からしか受け付けていないスパでも、朝7時くらいから温浴施設は利用できるようなところの場合は、早朝のシフトが組み込まれる場合もあります。
ホテルという施設自体が24時間営業なので、柔軟な勤務時間やシフトを求められるのは仕方のないことかもしれません。


ホテルスパの方が技術力やサービスが優れているのか?

今回このブログのリクエストをいただいた人から、
「ホテルのスパの方が技術力や接客サービスが優れているのか?」という質問があったのですが、価格が高い分、スタッフの配置が多かったり、時間に余裕を持って予約を入れたりするので、サービスのクオリティは高くなるかもしれません。
また、使用するオイルや化粧品を上質なものを使用しているスパが多いので、その点では優れている場合も多いかもしれません。(もちろん、ホテル以外のサロンも上質な化粧品を使用しているところもたくさんあります。)

他にも、ホテルスパの内装は豪華で施設も充実しているので、気分的も居心地の良さを感じ、良いサービスを受けている気分になりやすいと思います。

しかし、最近はホテル以外のサロンでも接客マナーはトレーニングされているところが多いので、高級ホテルスパだけが感動のサービスを提供できるかと言えば、そうでもないかもしれません。
ただ、何か起こった時の対応力や、クレーム処理力のようなものはホテルは慣れているので、その点では優れていると思います。

技術力や接客力に関してはセラピストそれぞれの力量によるものが大きいと思います。
どこのサロンでも同じだと思いますが、指名や売上の多いセラピストと、そうでないセラピストがいると思います。
技術力や接客力は、教育やトレーニングである程度、一定のレベルまでに到達させることは可能だと思いますが、それぞれのセラピストの潜在的な能力や努力、キャラクターによる部分も大きいと思います。

ただホテルスパの場合、宿泊客やポータルサイトに掲載されたお得なプランでの来客も多く、リピーターになる潜在顧客が少ない分、個々のセラピストの実力差が表明化しにくいかもしれません。


独立開業する場合、有利なのは?

将来、独立開業したい場合は、ホテルスパとそれ以外のスパで勤務するのはどちらが良いのでしょうか?

私の場合はホテルのスパでしか働いたことがなかったので、自分で独立開業したときに、様々な点で苦労を強いられました。

ホテルスパ時代は、宿泊客がメインなので集客の必要もなく、またリピーターを獲得する努力もする必要がありませんでした。
また、ポータルサイトに載っているような「都内豪華ホテルスパプラン」の利用客は、非日常的なたまの贅沢を求めて来店する人がほとんどなので、リピートする人はまれです。
そのため、ホテルスパのセラピストは、リピートしていただくためのアフターカウンセリングや日々のスキンケアアドバイスをするといった能力があまり求められないと思います。

旅先やビジネス利用で宿泊したホテルのスパで、詳しい化粧品や日々のスキンケアの説明を受けたり、今後のトリートメントの計画を提案されても、お客様は困ってしまうと思います。
逆に当店のようなサロンは、このようなアフターフォロー的な業務や顧客とのコミュニケーションがリピーター確保のためにとても重要になってきます。
店舗によっては、化粧品の販売能力も求められます。

この点は、ホテルスパとの大きな違いと感じています。
リピート客を確保する難しさは、ホテルスパ時代には想像できなかったのですが、独立後はこのことばかりを考えるようになったと思います。

独立する場合、前のサロンのお客様に、新たに独立開業した新しい自分のサロンに来てもらうという点では、ホテルスパでは大変難しいと思います。
顧客情報の持ち出しが禁止されているという点はホテル以外のサロンも同じだと思いますが、ホテルのスパ利用客がリピーターだったとしても、ホテル自体やスパの施設を気に入って来店している人も多いので、いきなり個人のサロンへ来てもらうというのはとてもハードルが高いのです。

たとえ、どのサロンで働いていたとしても、顧客を獲得するという点では、0からのスタートと考えて独立した方が良いと思います。


まとめ

ホテルスパとその他のサロン、それぞれに特徴や違いがあり、セラピストとして働く上でもメリット、デメリットがあると思います。
自分の能力を活かせるのはどこなのか、自分の将来につながるのはどこなのか、また自分の生活スタイルに合ったサロンはどこなのか・・・
など、さまざまな角度から検討して、自分にぴったり合ったサロンで働けるのが理想だと思います。

アンリュミエール 保戸塚 優美


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